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ソロ制作のキッカケ

みなさん。おつかれさまです。
モンブランハッチです。

前回の自己紹介に続きまして、今回はソロ活動を始めたキッカケについてお話ししたいと思います。

プログラム知識ゼロ

自分はゲームプランナーを業務としているわけですが、プログラムの知識はまったくありません。Unityの登場によりゲーム制作の敷居は低くなりましたが、それでもスクリプトを書く必要はあります。

過去に何度かチャレンジしましたが、早々に挫折するという…ソロ制作は昔からやってみたいと思っていましたが、やはりハードルが高く、自分には無理か…と思っていました。

ソロ制作の魅力

ソロ制作をなぜやってみたいと思っていたのかというと、以下のような理由になります。ソロ制作している方々には当てはまることも多いのではないでしょうか。

1.すべて自分で決められる
2.実装したいアイデアは自ら実装して確認できる
3.ゲームのクオリティが自分の能力と直結する
4.締め切りがない
5.ゲーム制作以外の部分も実践できる

とくに2と3は本当の意味でソロでしか体験できません。企業でのゲーム開発は良くも悪くも「自分の力だけでは成立しない」です。チームメンバーあってのゲーム開発、ということなのですが、プロジェクトによっては、それが足かせになることもあります。(かなり正直に言ってます)メンバーのおかげで自分の力を最大限に発揮できることもあれば、逆にうまく力を発揮できずにくすぶることもあります。それはもうプロジェクト次第で、まぁまぁランダム要素が高く、「運」が関係してくるところでもあります。ソロ制作はこの「運」の部分をなくしてすべて「自己責任」にできるところが、魅力ですね。

アクションゲームツクールMV

去年(2020年)の11月ごろだったと思いますが、INDIE Live Expo 2020 で『LA-MULANA』を制作された楢村さんがアクションゲームツクールMVで新作を開発中であることを知りました。

しかも、アクツクMVで作った作品をSteamで販売できると。「え、マジで!?」ツクール系で作ったゲームをSteamで販売できることを知らなかったので、これは!!!と心がざわついたのを覚えています。

ツクール系は正真正銘のプログラム要らずのゲーム制作ツールです。作り方を頑張って学んで仕組みさえ覚えてしまえば、Unity以上に簡単にゲームを作ることができる!はず。

Steamで販売中とのことで早速購入してみました。

この手のツールは使い慣れないと使いこなせないものだとわかっていたので、まじめにチュートリアルを1個ずつこなして基本の使い方を習得していきました。

もしアクツクMVをこれからやってみようかな?と思ってる方はチュートリアルは絶対にやった方がいいですよ。丁寧にしっかり作られていますので。

あれやりたい!これやりたい!どうやるんだ!?うーん!みたいな感じで、いきなりやりたいことだけを実現させようとしがちなのですが、そこをグッとこらえて、まずはアクツクMVでの「ゲームの組み立て方」を頭に叩き込むのをお勧めいたします。

作っているといずれチュートリアルだけでは不十分になりますので、そんな方は先行者のありがたい講座を熟読しましょう。

こちらのサイトは個人的にとても活用させていただいております!

アクツクすげぇ

ざっくりと「こんな感じのゲームを作ろう」という想定があったので、それをなんとなく体感できるものを作ってみよう、と、まずはサンプルリソースを使っていろいろ試していきました。

つまづいては調べて解決、つまづいては調べて解決・・・を繰り返しツールの使い方に慣れつつ、できることの確認を。

1か月ぐらいツールを使っていて感じたことは「アクツクMVすげぇ!」でした。アクションゲームツクールというタイトルではありますが、ぶっちゃけ「RPG」も「シミュレーション」も「パズル」もどんなジャンルも作ろうと思えば作れます。これはすごい。

「すごい」ところを簡潔に書くと「わかりやすさ」「柔軟性」の2つでしょうか。わかりやすさは「シーン」「アニメーション」「オブジェクト」「素材」「遷移」という5つの要素でゲームが構成されていて、その5つを用意すれば「ゲームが動く」というところ。ツールのUIがしっかりしているので視覚的にもわかりやすく、とにかくサクサクとゲームを組み立てることができます。そして「これやりたいな」がほぼ実現できる「柔軟性」。「オブジェクト」に「アクション」を指定することでその通りにオブジェクトが動くのですが、そのアクションの種類が豊富で、だいたいのことができます。少し使い方をひねれば、さらにいろんなことができます。ここは「使いこなし方」次第な部分もありますが、ウェブ上にある講座などを読むことで知恵が身につくと思います。

このクオリティで作れるのであれば、ソロ制作の作品を販売するのも選択肢として全然アリだと感じました。「Steamで販売する」という目標も相まって、アクツクでソロ制作するモチベーションが一気に高まりました

それからというもの、アクツクを触らない日はありません。時間があまりとれなくても、少しの進捗を得るために、触って、できてるものを遊んだり、少し調整したり、何でもできますので、アクツクを触ることを習慣にしています。(※毎日触るって大事だと思います)

作りたいもの

さて、アクツクMVの素晴らしさを実感したので、いよいよ「作りたいものを作って完成させる」ことを実践していくこととなります。

今回は初めてのアクツクでもあるので、「ボリューム控え目」「シンプルに徹する」という2点を考慮してゲームを企画することにします。

じつはこの2点は、最近の自分のテーマでもあったりするのですが…

ここから先の話は次回ということで、今回はこの辺にさせていただきます!

今後ともよろしくお願いいたします!

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