『JETMAN』開発-クリア後-
最近のゲームはクリアした後に解放されるコンテンツや機能が多くなりましたよね。『JETMAN』でもそういった要素を入れようとしています。
クリア後コンテンツのルーツ
ところでクリア後に新しい要素が遊べるゲームの始まりって何でしょうか?自分の中で一番印象に残っているのは『ドラクエV』の隠しダンジョンです。ラスダンの南の毒の沼が入り口になってましたね。当時小学生低学年で『ドラクエV』は兄が遊んでいて、自分は遊ばせてもらえなかった記憶があるのですが、それでも「隠しダンジョン」というワードは雑誌(Vジャンプかな?)とかで見て知っていたので、かなり有名だったのではないでしょうか。
クリア後コンテンツの利点
エンディングまでのプレイ時間はゲームによって適切な時間があると思います。冗長すぎてもダメだし、早すぎるのもダメ。適度なタイミングでエンディングを迎えることで満足感と寂しさのようなものを得られるのではないでしょうか。寂しさは、そのゲームを楽しめた証拠となるのですが、ここにクリア後のコンテンツが登場することで、楽しさを延長することができます。ユーザーにとって嬉しいことですよね。こういった効果をうまく狙えることが、クリア後コンテンツの利点になるのでは、と思います。
本来一番遊んでほしい部分
クリア後のコンテンツは、大抵のゲームではエンドコンテンツとして存在します。つまり難しいということなのですが、作り手としては本来一番遊んでもらいたい部分なのかもしれません。自信のあるシステムを様々なアイデアで肉付けして、色々な角度から攻略してもらう、その試行錯誤や工夫といった、まるでユーザーと対話しているかのように感じられる瞬間こそゲーム制作冥利に尽きます。作り手はユーザーさんのプレイ動画などを見て、一喜一憂するものです。
作っていても楽しい
ということで『JETMAN』でも、現在最後のコンテンツを絶賛制作中です。本編から少し外れた内容なので、少し気が楽といいますか。難しくしても大丈夫なステージ、ということで非常に楽しく作れています。最高まで育て上げたステータスで、チップの組み合わせで試行錯誤をして、どうすればクリアできるのか・・を考えながら、一歩ずつ先に進めるようになっていく感覚をどうか味わっていただきたいな、と思っています!