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グラン・サン・ベルナール峠のホスピスへ!
9月30日、スイスとイタリアの国境にあるグラン・サン・ベルナール峠にあるホスピスへ泊まりに!
本来ならまだ雪も降らず、ツーリング日和が続く季節。
ところが私の住むロッジ、標高1300mですらすでに雪が降って、今年はやけに寒い。
標高2400mを超えるサンベルナール峠は雪があるかもしれないし、寒がりの私には耐え難い、、、ということでバイクで行くのを諦め、シルヴァンの車で行くことに。
ところが出発の数日前、シルヴァンの車が故障!
仕方ない、私の右ハンドルのMiniで向かうことに。
幸い、シルヴァンはオーストラリアに行った時に右ハンドルの車を運転したから抵抗ないよ、ということで一安心。
日頃、近所のスーパーに行くくらいしか乗らないのに急に何百キロも峠道を一人で運転するのはちょっと心配だったから。
午前10時過ぎに出発。
前回、バイクで向かった道と同じ道を進む。
フランスから国境を超え、スイスに入ってすぐの
エモッソンダムで寄り道。
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ケーブルカーやバスで行くこともできるらしいけど、私たちは車で湖畔近くの駐車場へ。
なかなかの登り道、Miniに 頑張って〜! と声をかけながら運転する私。
幸い、対向車は一台も通らず狭い道ですれ違わずに済んで助かった!
バイカーも自転車も頂上を目指してる。
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到着すると、恐竜が。
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というのも、このダムの上部にあるヴュー・エモッソン湖近くで恐竜の足跡が見つかり、今も見られるから!
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足跡を見に行くには往復4時間以上?かかるらしく、今回は断念。。。
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テラスで気持ちよくランチもできる。
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高所のケーブルで向こう側へ!
日本語で何ていうんだろう?と調べたら ジップライン というらしい。
フランス語では チロリエンヌtyrolienne だって。
どちらの呼び名も初めて知った。
見てるだけでゾクゾクする〜!
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一息ついたところで、またドライブ再開。
下りはシルヴァンに運転を任せ、私は景色を楽しむ。
運転の緊張が解け、お腹が空いたところでランチ休憩。
通りがかりに見つけたお店へ。
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私はしばらく食べてなかった大好きなトリップのトマト煮(臓物系大好き!)があったのでそれを注文。
シルヴァンはチキンバーガー。
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シルヴァンはなかなかのお腹にも関わらず意外に少食なのでいつも食べきれない。。。
私は大食いなので常に完食!
二人とも、デザートもコーヒーもいらないね。峠に着いたらお茶しよう!
ということで
今日の目的地、グラン・サン・ベルナール峠へ再出発!
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峠の入り口にはこんな廃墟。。。
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ドローンを飛ばしてるムッシュもいた。
ここは許可がいらないのか、許可を取って飛ばしてるんだろうな。
50メートル先ではスイスの警察?が検問中。
国境管理を厳しくするらしい、と聞いた。
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15時過ぎ、やっと頂上到着!
8月の最終土曜日に来た時と比べるとかなり人が少ない。
バイクの数もまばら。
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まずは宿泊するホスピスで今日の流れを聞こう。
建物に入ると、若い長髪の男性とかなり高齢のムッシュが出迎えてくれた。
紅茶をいただきながら、修道長を待つ。
私たちより先に来ていた金髪の30代くらいのお母さんと10歳くらいの
女の子がドイツ語と英語で修道長と会話してる。
私たちの番が来て、修道長が説明をしてくれる。
夕方のミサが18時15分から地下の礼拝堂でありますからよかったらどうぞ。
夕食は19時から、朝食は8時。
ドミトリーは8人部屋で、同じ階にトイレとシャワールームがありますよ。
寝袋かシーツは持ってきましたよね?それを使ってくださいね、
などなど。
個室の人たちはシーツ持参の必要はなく、翌朝部屋を出る際にシーツを取って部屋の前のカゴに入れるらしい。
ドミトリーの私たちは持参したシーツか寝袋を使うのでベッドカバーとシーツは外さないでいいそう。
早速部屋に行くと二段ベッドが4台並んでる。入ってすぐのベッドはすでに荷物が置いてある。
どのベッドにしようか?とシルヴァンと話してると
先ほどの金髪母娘が入ってきた。
拙い英語で挨拶すると、女の子が二段ベッドの上部にお母さんと二人で横並びになりたい!というので
じゃ、私とシルヴァンは下のベッド使うね!と言って寝床確保。
買ったばかりの寝袋をシーツとベッドカバーの間に挟んで寝床準備。
まだ時間があるから散歩しつつ、お茶でもしようと外へ。
フランス語だとサン・ベルナールと読むからなんかピンとこないけど
ここはセント・バーナード犬の聖地。
峠越えで遭難した人や弱った人たちを助け、ホスピスで活躍したという。
せっかくだからセントバーナード犬に会いたいな〜、どこかにいないかな〜
と言った矢先、山の上から降りてくる人と犬が!
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ホスピスに付属してるセントバーナード犬博物館の犬だった!
みんな人懐っこくて触らせてくれる。
一頭は顔を私のダウンに擦り付けて甘えてきた♪
可愛いー!
でもダウンがヨダレだらけになってるーーーー!!!
ま、大好きなわんこだから許す!
意外とスリムでお腹の辺りはちゃんとくびれがあった。
失礼ながら、
<もっと太ってる犬かと思ってました〜>と言うと、
お姉さん、
<博物館の犬だから見た目も良くないとね、ちゃんと管理してるわよー!>
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山の上にはブクタン(野生のヤギのような鹿のような動物)がいるから念の為にリードをしてお散歩するんだそう。
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他にも数人わんこ連れの人が来てた。
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続く。