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スタートアップに行く選択と、両親の反応

両親の反応


両親は私の進路に反対している。
「お前が決めたことだからもう信じるけど、なんでその道を選んだか理解はできない」って言われ続けている。
「一人で生きていく覚悟を持てないなら1年伸ばして公務員になれ」とまで言っている。
「東京大学に行って、今までお前は本当にいい子で、心配なんてかけられたこともなかったけど、今、お前の人生で最大にお前を心配している」と言われている。
私の選択は、多分すぐ理解されることはないし、両親の心配もわかる。

見えていないことは多すぎて、これから会社がどうなっていくかもわからないのは事実。
私がお子様でいろんなことを知らないのも事実。
そこに子供をやることに対して心配しないほうがおかしいと思う。

「後から後悔しても知らない」って言われるけど、23歳の私の判断を40歳の私がどう思うかは、正直わかるわけないと思っている。後から後悔するかはこれからの私次第じゃない??って思っている。
でも、どうしようもなくなった時になんとかなると思っているのは、今まで親がなんとかしてきてくれたからなんだろうなということに、引越しで必要なお金を計算してみて初めて気づく。必要なものを選んでいくのではなく、なにが必要か判断してゼロから作っていかないといけない環境であるということに気づく。
今まで知らないうちになんとかしてきてもらったことを、これからは自分でなんとかしていく人生が始まるってことなのか。やっとその意味がちょっとずつわかってきたし、甘えていたことを痛感する。
でも、自分が決めたことは後悔していないし、これからできるようになりたいこともたくさんあるし、社会人になるのが楽しみな気持ちも嘘じゃない。
これからの私が親のためにできることは、やりがいを感じていることに対して、真剣に、元気で働くことしかないんだと思う。
ちゃんと自立して生きていかないといけないけど、全く孤独なわけではなくて、同じものを目指している人が近くにいると思っている。

新卒でスタートアップに進む上で必要な覚悟

スタートアップの環境に行くことは、ただめちゃめちゃ働くことや、会社の中で大きな裁量権を持つことに覚悟を持てばいいわけではないらしい。

  • 整っていない環境で生きていくこと

  • 自分の責任でキャリアをデザインしていかなくてはいけないこと

  • そこが自分の基準になること

  • 自力でスキルを磨くためにもがくこと

いろんな覚悟が必要だった。これからもっといろんなことに気づいて、不安になると思う。
これに対して、「なんとか頑張る」って気軽に言えないけど、でも頑張ってみたいと思うし、一緒に頑張ってくれる人がいると確信できている私は幸運だと思う。
私の選択は、実際いろんな人に聞いて8、9割は「バカだねえ」「なんで東大まで行ってそんな選択するの?」って言われる。でも私自身、貫いてみたいことをやってみる人生を選択できてよかったと思っている。

ただ、みんなと違うことを正しいと思って、独りよがりになって、見えなくなるものが多くなるのは怖い。選択を合理化・正当化する大人にはなりたくない。
だけど人として大事なことを守りながら、謙虚に、自分のコンパスを信じていろんな選択をしていきたい。
自分のキャリア・人生は自分で作る。

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