大好きな人へ
約2年前、私の大好きな人が結婚した。
私は嵐の二宮和也が大好きだ。
世界から色が無くなってしまったように感じたあの日、
二宮くんのことが大好きな私はいつでも二宮くんの幸せを願っているはずなのに祝福できなかった。
こんなに幸せを願ってるはずなのになんで祝えないのかなと考えた。
相手が悪いと思った。タイミングが悪いと思った。対応が悪いと思った。
相手さえ良ければ・・・と思った。タイミングさえちゃんとしてれば・・・と思った。対応が完璧であれば・・・と思った。
私が二宮くんが結婚している事実からいつまでも目を背け続けている理由は、相手とタイミングと対応が良くなかったからなんだって思ってた。
昨日、相葉くんが結婚した。翔くんが結婚した。
ずっとずっと嵐のみんなの幸せのカタチが”結婚”なら祝福するんだって思ってた。
でも祝福できなかった。
二宮くんの時は私と同じ気持ちを抱えている人がたくさんいた。
今回は違った。世間もヲタクも祝福ムードだ。
色の褪せた世界にまた1人放り出された気分だ。
なんで自担じゃないのにヤダヤダ言ってんのって言われた。
そんなの私が知りたい。
私は二宮くんのことが大好きだけど、それと同じくらい嵐が大好きで、嵐のみんなが好きだ。
好きな人に一生一緒に添い遂げたいと思えるほど特別な人ができたことが、
好きな人が家に帰ったら毎日「ただいま」って言える人ができたことが、
多分私にとってのいわゆる地雷っていうモノだったんだと気づいてしまった。
気づいてしまったことがある。
情報を追っているときに自然と勝手に二宮くんの結婚を重ねている私がいた。
私にとって二宮くんの結婚がしんどくて辛くて悲しい思い出になってしまって理由は、相手、タイミング、対応が理由だとずっと思っていた。
でも気づいてしまった。私にとっての地雷は結婚そのものだった。私が二宮くんの結婚からずっと目を背け続けている理由は結婚して家庭を持ってしまったことが辛くてしんどいからだった。
気づきたくなかった。相手のせいにしていたかった、タイミングさえよければと思っていたかった。
結婚する前の二宮くんへの好きは、赤く燃え上がる炎のようで、結婚してからは青く小さく燃え続ける炎のようなそんな感じがする。
私はやっぱり、赤く燃え上がる炎のような好きを抱えてヲタクをしていたかったんだ。
あの日から2年弱がたった今、あの時よりも、素直な気持ちで二宮くんを好きだと言える日が増えた。
でも私はいつか結婚する前のあの時みたいにただただただただ二宮くんが好きだーーーーーーーーーーーー!!!!!って言える日はもう来ないのかなと思ってしまう。
友達にニノのこと今どう思ってるのって聞かれるときいつもこう答える。
「大好きだったし、今も大好きだよ。」
大好きってなんなんだろうね。
やっぱり、何も考えずに何も負の気持ちなんて抱えずに大好きって言いたかったよ。
あの日の私は、いつか二宮くんに「#二宮和也死ぬ気で幸せになれ」なんていえる日はくるのかなって思った。
多分そんな日は来ないんだと思った。
でもね、まだ「おめでとう」は言えない、けど、幸せであって欲しいんだ。
私ね、二宮くんに、嵐のみんなに、幸せであって欲しいんだよ。
今この一瞬を幸せだなって過ごしていて欲しいんだよ。
私は、今日も明日も嵐が好きで、二宮くんが大好きだよ。
だからどうか幸せでいてね。
相葉くん、翔くん、結婚おめでとうって言えなくてごめんなさい。
もうすぐ言える日がくる気がするんだけど、いつになるか分からないんだけど、でもとにかく幸せに毎日を過ごしていてね。
大好きです。
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