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内向的な性格で海外を生き抜く方法

性格を気にして海外へ行くことを悩んでいる人もいるかもしれないので、タイトル通りの記事を書くことにしました。
内向的でも、積極的に人に話かけられるような人は然程問題ないと思うのですが、自分のように人見知りもするため、話しかけることも苦手だという人におすすめかもしれません。

行く国によっても違うので、一概には言えないと前置きをしておきますが、内向的+かなり人見知りする性格の自分が、10年以上もの海外生活でどのように対応してきたか、参考にしていただければと思います。

内向的という性格は悪くない

まずは、根本的な所ですが「内向的な性格が良くない」と自分で思っている人は、その考えから変えていくことをおススメします。

英語で内向的な性格はIntrovert(イントロバート)と言われますが、パーティーピーポーのイメージがある北米で、実は結構な数のイントロバートの人がいます。
仕方なくパーティーに参加しているイントロバートの人もいるし、実際に学校や職場でもイントロバートの人に出会います。
私はイントロバートです、と一々自己紹介することはありませんが、「僕ってイントロバートだからさ〜」と言ってくる人がいます。肯定的に受け取られないこともありますが、海外に在住していて決定的に違うなと感じるのは、内向的な自分自身を受け入れて自信を持っているという点です。
内向的な自分を引目に感じないということがあると言えます。

個人主義的な考えをする国では、自分を大切にしています。自身を受け入れることで、意見を主張したり自信を持って話すことができるようになるのかもしれません。
また、おどおどしていると、周りが話しかけにくいと感じることがあります。自信をもった(ような)態度をとることで、北米では国籍関係なく普通に接してくれます。

参考までに、内向的な自分を否定的にみている人は、Susan CainさんがTEDで講演した「内向的な人が秘めている力」という動画があるので、一度検索してみてください。

表情は大切

これは海外も日本国内も関係ないと思うのですが、表情は大切です。会話中にムスっとしていると、相手も話をしたくなくなるのは当然です。
表情は筋肉なので、普段からある程度笑ったりして表情筋を鍛えて改善できるはずです。
ちなみに、外国語を話すというのも、別の口内筋肉を使うことになるので、発音練習をして口の筋肉を鍛えると発音改善につながりますよ。

自分の場合、目が細く、真顔になると機嫌が悪いのかなと誤解されることがあります。中学の頃、ぼぉっとしていた自分に、友達から「何怒ってんの?」と言われた経験から、日本にいる頃から悩んでいたことでした。これは、表情を少し改善することで何とかなるし、実際何とかなっています。

人見知りをする人は、知らない場所や知らない人ばかりの環境だと緊張して顔が強張ることもあるかもしれません。そんな時は、ちょっと表情を意識して、少しでも話しかけられやすい雰囲気を出すことも意外と大切です。
初めての留学で参加するクラスなどでも、かなり緊張すると思いますが、強張った表情を柔らかくしてみるだけでも、少し印象が変わり、話しかけてくれる人も出てくると思います。
同じように悩んでる人は、表情を改善して対策してみましょう。

特に心がけていること

表情とも類似していますが、無愛想な態度はとらないということです。

海外でも同じで、やはり話しかけられた時の印象が悪いと、次回から話さないでおこう、と思われてしまうため、その国の言語が話せるか・話せないか等関係なく、無愛想にならないような話し方をしていれば問題ないはずです。
北米であれば、個人が特に尊重されるため、内向的であろうが問題なく受け入れてくれる傾向にあります。子供同士だと少し違うかもしれませんが、大人社会であれば、内向的であろうと社交的・外向的であろうと、それでいいんだよと肯定してくれます。

ただ、一つ注意をしておかないといけないのが、内向的であまり自己主張しない性格の場合、「何考えてるかわからないな」と思われることがよくあります。
自分自身をアピールして意見をバンバン言える人はいいのですが、そうではない自分が経験上気付いたのは、質問された時に自分の意見をそれなりに答えていれば、徐々に周りが性格を理解をしていってくれる、ということです。中身が空っぽなのではなく、意見は持っているけど発言するタイプではないだけなんだな、と気付いてくれるはずです。

海外で働く上で、内向的な自分が更に気を付けていることは、自分はセールスなどには向かないが、与えられた仕事は面倒であろうとやり抜く、とにかく真面目に仕事をこなす、ヘルプを必要とされた場合にはできる範囲で対応する、です。これを続けている自分は、積極的に発言するタイプではないものの、同僚からそれなりの信頼を得ることができていると思っています。
こんな自分のことをQuiet Samurai Warrior(寡黙な侍戦士)と表現されたこともありました。w 卑下されたのではなく、褒めてもらった際に出てきた表現です。念のため。

現地の友達が教えてくれた対策

モントリオールのカナダ人の友人が教えてくれた対策です。

この友達も、自分のことをイントロバートと自負(?)しているのですが、昔からパーティーや飲み会など「適当」に参加しているそうです。
知らない人が多い場合、とにかく質問ばかりして、相手に話してもらうように仕向けているようです。仕向けるというと言葉が悪いのですが、質問すると、話好きの人は結構長く話してくれるし、その中で共通項の話題が出てくる場合もあるし、相手によっては聞き返してくれるので、ある程度会話が進むようです。

自分はパーティーや飲み会は苦手ですが、社内の場合はほぼ参加するようにしています。普段あまり自分の意見を言わないため、飲み会などに参加しないと、全く謎な人・完全非社交的になってしまうためです。
また、参加すれば誰か必ず話できるし、一人になる時間があっても、飲み物飲んでドンと構えていればいいんです。

人見知りをする人で、パーティーや飲み会に参加しない理由として、ひとりぼっちになったらどうしよう、と考える人もいるのではないでしょうか。
自分は苦手なパーティーや飲み会に今まで参加してきて、周りの人間観察をして気付いたのですが、海外のパーティーや飲み会で、時々ひとりぼっちになる時間は誰にでもある、ということです。人見知りをする人は、ひとりになった自分を恥ずかしいと思ったり、ひとりになった自分を周りが何か言うのではないかなど、少しネガティブに考えるかもしれませんが、お酒も飲んでいることもあって、意外と周りは何も思ってないんです。別に恥ずかしい事でもないので、そんな場合もオドオドせず、どっしり構えていれば良いだけなんです。
しばらくひとりの時間があっても、ある時点で誰かと話だしたり、何か飲んで時間を潰したりしています。ひとりになる時間を怖がる必要はないのです。
また、海外の会社の飲み会は、最後まで残らなくてもいいし、強制はされないので、ひとりぼっち時間が長くなってきた時点で帰るという選択肢があるのも、自分が気楽に参加している理由かもしれません。

おまけ

これは実体験なのですが、日本のおしゃれ・かわいい弁当箱を持っていると、話しかけられることがあります。
ニューヨークなどの大都市ではBento Boxとして流行っていると聞いたこともあったのですが、自分の住む街では弁当箱を持っている人はあまりおらず、前の会社でも今の会社でも、弁当箱を持っていることで「なにそれ?」と話してくる同僚が結構いました。しかも好評。
ちょっとした日本のアイテムが、意外と会話のキッカケになることも!

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これとは別に、古着屋で買った5ドルの革バックとか海外で買ったマフラーとか、あまり現地で見付けられないものを持っていると、街の中で見ず知らずの人から声をかけられることがたまにあります。
(嬉しいことなので愛想よく対応しています。)

最後に、リピートになりますが、内向的・人見知りな性格をネガティブに捉えている人は、先ずそこから改善してみてください。世界にはたくさんのイントロバートな人がいるし、そんな人も海外へ飛び出しています。
イントロバートの海外進出、応援しています!

ちょっと勇気を与えられたらなと思って今回この記事投稿してみました。

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