一歩踏み込んだワーホリ経験ってどうですか?
30歳以下(国によっては25歳以下)の人で海外に興味があれば、一度はワーホリ(ワーキングホリデー)について考えるのではないでしょうか。
ご存知かと思いますが、ざっくり説明すると日本と特定国との2国間協定で、学んだり就労したり(就労に各国別々の規程あり)できるビザが取得可能になるというもので、海外生活に憧れる人にはすごく魅力的なものです。
自分もギリホリ(年齢上限ぎりぎり)でカナダのワーホリを利用しました。
焦って出発してしまったこともあって、求人探しには微妙な時期に到着してしまいました。
そのため、ワーホリ生活が始まった当初は自由気ままな生活をしていました。ただ、もったいなかったなと思ったのは、ワーホリ前半をほぼ無駄にしてしまったことです。
元々、現地ガイドの仕事をしようと考えていたのですが、求人が出る時期から外れてしまっていたため、ワーホリ期間前半は単発的な仕事は多少したのですが、大した仕事ことはしていませんでした。
少し後悔したのは、後半になってからだったと思います。やはり、もっと経験値が上がるような仕事をしておけばよかったなと。
今の自分はモントリオールで数社働いてきた・働いているので、ある程度この土地で社会経験も積んでいます。少し踏み込んだお仕事経験を本気で狙っている人は、参考にしていただければ嬉しいです。
1. プランを立てましょ
旅行のように思い立ったら出発、という具合にはいかないのがワーホリです。
ビザの申請期間もあるし、国それぞれビザ発行人数上限などもあるし。また現地情報なども事前に取得していかなといけないし、資金もある程度目処をつけておかないといけないし。
とにかく先ずはプランから立てましょう。
2. 語学勉強はある程度日本でしておく
自分は、英語に関しては日本国内にいても、ある程度は向上できると思っている派で、自身も英会話などに通って、そこそこ会話できる状態にして留学やワーホリを経験しています。
仕事を探す場合、アルバイトなどであれば条件も違うかもしれませんが、もう少し踏み込んだ本格的な仕事経験をするという目的で話をしたいので、自分としては、語学勉強は日本でしておくことを強くオススメします。
ある程度ベースができていれば、ワーホリで到着後、語学学校などで短期間でブラッシュアップというのも可能だと思います。
あまり語学ができない状況で到着してしまうと、コミュニケーションがある程度とれるレベルになるまで、やはり時間がかかってしまい、結局働く期間が少なくなってしまう(働ける期間が短かすぎると雇ってくれない場合もあり得る)かもしれないためです。
3. 日本で少しでも職経験を積んでおく
日本で社会経験を積んでおいた方がやはり楽だし有利です。
語学が堪能な人であれば、社会経験がなくても適応できるので問題ないと思うのですが、多くの人は語学面でも少し不安に思っているだろうので、少しでも職経験があれば、仕事自体は対応できるのではと思います。
やる気で乗り切れるところもあるかもしれませんが、仕事未経験・語学もネイティブレベルではない、となると、やはり会社側も雇いにくいだろうなとも思います。
4. 現地情報・求人情報を収集
行く場所によっては日本語だけで検索できるかもしれませんが、仕事を探す場合はやはり現地の言葉で情報を探すことが一番です。
一昔とは違い、今はネットで求人情報を探すのが当たり前なので、日本から事前に仕事探しも可能です。出発前に仕事探しを始めて、万一面接の通知がきても、今ではリモート面接もできるようになってきたので、自分の現地入り日などを伝えれば、事前面接を行って、実際に現地入りしてから再度会社で会ってもらう等も可能になると思います。
また、ワーホリのビザでは働けない業種もあります。これは現地情報ではなくビザ情報を確認しないといけません。
カナダの場合、医療系や保育系の仕事はできないという規定が過去ありました。(現在どうなっているかはわかりませんが。)
そのあたりも、事前に情報収集しておきましょう。
5. 履歴書用意とネイティブへの確認作業
英語(とケベックの仏語)の事しかわかりませんが、日本の履歴書と違い、北米では決まったフォーマットがありません。なので、履歴書の書き方は自由です。
英語の履歴書は、どちらかというと日本の職歴書のような感じです。ネットなどに、サンプルの英文履歴書があるので参考に作成してみてください。
そして、必ず社会経験のあるネイティブに確認してもらいましょう。すごく大切です。
自分は、今でもネイティブに最終確認してもらっています。特殊職などの場合、ネイティブでも分かりにくいかもしれませんが、せめて文法的な間違いなどはないよう確認してもらいましょう。
履歴書に間違いがあると、やはり信頼度・信用度がなくなってしまうので、ここだけは外さないようにしておいた方がいいと思います。
6. 到着後にすること
話が一気に現地入りまで飛んでしまいますが、ワーホリで日本を出発後、現地でのコミュニティが広がり、知り合う人が増えていくと思います。
新しく知り合う人に、さり気なく「仕事を探している」と伝えておくことは結構オススメです。周りの人が求人情報を持っていることがあるので、人伝てに仕事を紹介してもらえる事があるためです。
自分がワーホリ時代、とある日本人の友達ができました。彼女も当時ワーホリで同じように求職中でした。
その後、彼女は仕事を見つけ会社で働く事になったのですが、仕事が見つかったキッカケは人との繋がりで、そこから求人情報を入手し、面接を受けて無事仕事に就く事ができました。
また自分の場合も、その彼女の会社のツテで、翻訳の単発の仕事をもらえたことがありました。
7. インターンはオススメ
実は一番オススメなのが、インターンシップです。海外だと、インターンを受け入れている会社が結構あります。
北米の場合、短大や大学などの授業の一貫でインターンシップが数ヶ月必須なので、その時期になるとインターンシップの倍率が少し高くなるかもしれませんが、インターンシップを通じて貴重な経験ができるのは確かだと思います。
インターンシップの情報も色々な求人サイトに掲載されています。インターンの求人も一般的な仕事と同様、業務内容が記載されているはずです。
インターンシップの場合、会社名, Inernship, Reviewというような検索キーワードにすると、その会社でインターンシップを経験した人たちの評価が掲載されていることもあります。
北米では、みなさん発言をしっかりされるので、インターンを不当に扱うような会社の場合、レビューとしてネットで情報共有されていることもあるので、事前にフィルターをかけることが可能です。
8. 面接は練習
おそらく一番緊張するのは面接だと思います。
自分もワーホリ時代に受けた英語面接は、とにかく緊張しました。そして、結構イケてない内容でした。
面接についてはみんな同じような意見ですが、場数を踏めば少しは慣れてくるので、とにかくチャレンジしてみましょう。
無料で本場の(英語)面接が受けられるし、日本でできない貴重な体験にもなるし、以後自信に繋がると思います。
ちなみに、自分は今でも面接は緊張しまくってます...。
9. おまけ
余談ですが海外でも派遣会社が存在します。アデコさんなどもカナダに数店舗あります。カナダで有名な派遣大手はRandstad、Adeccoなどですが、個人レベルでもリクルーターとして求人情報を紹介している人たちもいます。
派遣会社に登録してみるのも、一つの手かもしれません。派遣会社を探す場合、英語であれば Temp Agency とか Employment Agency と調べれば出てくるはずです。
ちなみに、週35-40時間の仕事の場合はFull-Time、20時間程度の場合はPart-Timeという単語になるので、併せて確認してみてください。
派遣会社によっては、アドバイスをくれたりするところもあるようです。
今思いつくような内容をザッとピックアップしてみました。
海外で仕事をする、というと少しハードルが高いように聞こえますが、実際は語学の面さえクリアできれば越えられない壁ではないと思います。
超平凡な学力の自分が働けているし・・・。
ワーホリ生活を考えている人は、是非とも頑張って楽しく挑戦してください!
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