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#183 THE MATCH 2022から2年

THE MATCH 2022から2年が経過し、RISE、K-1両団体や出場選手のその後を追ったnoteです。

キック史の金字塔「THE MATCH 2022」から2年。

那須川天心が武尊に対戦を直訴してから7年の歳月をかけて実現した世紀の一戦から早くも2年が経過しました。

那須川天心はボクシングに転向、武尊はONEに活躍の舞台を移し、それぞれが所属していたRISE、K-1の2年目の動向を振り返ります。

THE MATCH 2022の全選手入場曲・煽りV使用曲と1年経過した際のnoteもありますので、よろしければ、あわせてご覧ください。


THE MATCH 2022 概要

開催日:2022年6月19日(日)
会場:東京ドーム
観客動員:56,399人
PPV販売件数:50万件
興行収入:50億円
チケット料金:300万円〜1.5万円

閑古鳥鳴くK-1

これまで、他団体との交流はせず、鎖国体制を敷いていたものの、THE MATCH以降は鎖国体制を解除し、対抗戦や選手派遣など方針転換を図っているK-1。

特にTHE MATCHで対抗戦を行ったRISEとは毎年対抗戦を行い、友好関係にあるように見受けられていましたが、双方が思い描く理想像に齟齬が生じ始め、来年の開催に暗雲が立ち込めています。

まもなく新生K-1誕生から10年。首脳陣を一掃して、原点回帰・世界戦略をテーマに新たなフェーズに突入したものの、鎖国体制解除の反動で新外国人天国と化した大会は閑古鳥が鳴く有様。

ここにきて、7月7日に開催されるK-1 WORLD MAXをABEMAがPPV配信することが発表されました。これまで、無料配信され続けてきたものに視聴チケット5,500円を払うファンはどれだけいるのか? 試金石の大会となりそうです。

・中村拓己、K-1プロデューサー勇退。
・カルロス菊田、K-1プロデューサー就任。
・宮田充、Krushプロデューサーに復帰。
・創設者・石井和義、アドバイザーとして復帰。
・K-1 WORLD MAX復活。
・PPV配信開始。

THE MATCH後、K-1の2年目の動向

主力選手離脱相次ぐK-1

THE MATCH以降、主力選手の離脱が相次ぐK-1。

安価なファイトマネー、運営側への不満、堅牢な契約など、さまざまな理由が取り沙汰されますが、真相は闇の中。契約破棄の違約金は数千万円とも。

選手個々に理由は異なるのでしょうが、共通していえるのは、より注目されて、光り輝く舞台を渇望しているからなのではないのでしょうか。

ここまで主力選手の離脱が相次げば組織としてのあり方を疑われても致した方なく、人気に陰りが見えるのも当然です。

武尊 → ONE
芦澤竜誠 → RIZIN
城戸康裕 → RIZIN
安保瑠輝也 → BreakingDown、RIZIN
木村"フィリップ"ミノル → RIZIN
ANIMAL☆KOJI → RIZIN、DEEP
野杁正明 → ONE
篠塚辰樹 → RIZIN、BKFC

THE MATCH後、主な離脱選手

安定・安泰のRISE?

欧州最大のキックボクシング団体「GLORY」との選手交流、大規模な大会(ELDORADO、WORLD SERIES)を年複数回開催したりと、良く言えば、安定・安泰。悪く言えば、現状維持のRISE。

K-1とは両極端で離脱者が少なく、原口健飛、大﨑一貴、田丸辰らエースはいるものの、スーパースターがいない現状を打破することができたら、より一層人気に火がつくのでしょが、なかなか現れない・生まれないのがスーパースター。

スーパースター不在の中、MMAファイター朝倉未来を引っ張り出し、オープンフィンガーグローブ・マッチ限定の大会、FIGHT CLUB(YA-MANvs.
朝倉未来)が話題となりましたが。その後の音沙汰がありません。

那須川天心の次なるスーパースターは誰になるのか。弟の那須川龍心か、はたまたほかの誰かか。誕生が待たれます。

あとがき

noteの執筆にあたり、THE MATCH出場選手がSNSで何かしらか発信していないか確認したところ、誰も何も触れていませんでした。

過去を振り返って思い出に浸っているのはファンだけで、選手は前を向き、未来を見据えて闘っているということでしょうか。

時代を熱狂させた出来事だっただけに、一抹の寂しさがあるものの、大衆を巻き込んだTHE MATCH。関係者を集めて再放送したら、盛り上がると思うのですが、反社交際疑惑が再燃しかねないので、当面は無理なのかも。

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ムッシュ monsieur
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