タイトル: 「私ごときが紹介させてもらうのはおこがましいですが」祝・米倉誠一郎先生、県立広島大学経営管理研究科長就任
このたび、多くの教育者や思想家にとって範となる存在、米倉誠一郎先生が県立広島大学経営管理研究科長(HBMS)に就任されました。これは、県立広島大学でMBAを目指す人々にとってはもちろん、広島全体にとっても重要な節目となると考えます。
私ごときが先生の経歴や業績を紹介することはおこがましいかもしれませんが、もし「県立広島大学MBAコースで米倉誠一郎について知ることを述べよ」というテストがあれば、合格点は自信があります。なぜなら、この3年間、先生から、学ぼうと追いかけてきたからです。
一言で表すと、イノベーションの権威であり、教育者であり、歴史家であり、何より愛国者なのです。
先生のこれまでの功績と新たな役職における期待について、少しでもお伝えできればと思います。先生は、教育者として、また一人の人間として、多くの人々に深い影響を与え続けてきました。私のたわごとよりも、まずは先生の言葉や姿勢を知っていただきたいのですが、その中でも「日本はできる。できる・できないという議論ではなく、やろうと決めたからやる」という言葉に集約される、絶え間ない学びと個人の成長の重要性を教えてくださいました。
経歴
米倉誠一郎先生は、一橋大学社会学部および経済学部を卒業し、ハーバード大学で歴史学の博士号(Ph.D.)を取得されました。長年にわたり、イノベーションを核とした企業戦略や組織の歴史の研究を進めてこられ、昨年までは法政大学大学院教授を務め、一橋大学では名誉教授の称号を持ち、一橋ビジネスレビューの編集長としても活躍されました。
そんな偉大な経歴を持つ先生が、なぜ広島に来られたのか。その背景には、広島県の湯崎知事との強い繋がりがあると言われています。SIS広島校開設時に湯崎知事が挨拶されたことからも、広島との深い関係がうかがえます。
人柄
米倉先生の人柄は、その温かみと厳しさが共存する独特のバランスによって形成されています。先生は、懇親会があれば率先してビールをついだり周りが楽しめているか、広い視野で全体をみています。学生たちの潜在能力を最大限に引き出すための気遣いや優しさがあります。特に留学生など、環境に馴染めず、力を出しきれてなさそうな学生には、支援の手を惜しまず、学生が直面する課題に対して真剣に向き合い、最適なアドバイスを提供しています。(一部変更あり)
ジャック・アタリとの逸話
特に印象的だったのは、米倉先生とフランスの経済学者ジャック・アタリとの対談の際の出来事です。アタリは日本に対して厳しい意見を述べましたが、それに対して米倉先生は毅然とした態度で応じました。
先生に感想を聞いた時、「ジャック、外れだよ」と言鋭い指摘を行いながら、日本の若者が未来に向けてどのように世界に貢献していくかを熱く語り、100年後に「日本が世界にあってよかった」と言われる国にするための教育の重要性を訴えました。この姿勢は、単に教育者としての米倉先生の姿だけでなく、日本の未来を真剣に考えるリーダーとしての強い決意を感じさせるものでした。
私もジャックアタリのファンで、本を読んでただけに、ショックでした。しかし、その後本わ読み続けた結果、日本は核保有国を薦めていた部分をみてから、米倉誠一郎の正しさに気がつきました。
ケニア🇰🇪旅で
昨年、私は先生と共にケニアを訪れる機会を得ました。地元の大学生、教育らに、講演を行い、「WE must go together」という言葉で、日本とケニアが手を取り合い共に進むことを強調されました。さらにこの旅行での先生は、地元の起業家たちに対しても、その洞察力と経験を惜しみなく共有されました。先生のアドバイス一つ一つが、彼らのビジネスに新たな視角をもたらし、多くの場面で目から鱗のアイデアが生まれるのを目の当たりにしました。この経験は、先生がただの学者にとどまらず、実践的な知識を持って世界中の人々に影響を与える実力の持ち主であることを改めて証明するものでした。先生は「人の心に火をつける放火魔」とも評され、その影響力は、ケニアのジョモ・ケニヤッタ大学訪問の際にも地元新聞で取り上げられるほどのものでした。(修正あり)
座右の銘としての影響
先生の座右の銘、「Power to the people」、「転んだやつを笑わない」、そして「Only crazy people can change the world」は、先生の教育と生き方の基盤です。これらの言葉は、社会に対する深い洞察と、変化を恐れずに新たな試みを常に追求する姿勢を表しています。特に、先生は学生たちに対して、失敗を恐れずに挑戦することの大切さを常に説いています。
SISとは
米倉先生は、CR-SIS(ソーシャル・イノベーションスクール)の創設者でもあります。この学校は、社会的な課題に対する創造的な解決策を学ぶ場として設立され、先生のイノベーションへの熱意と実践的なアプローチが生かされています。CR-SISでは、先生は多くの学生やプロフェッショナルに対して、世界が直面する問題に対して独自の視点で取り組むことを奨励しています。このプログラムは、地域社会やさらに広い範囲での実質的な変革を推進するための力となっています。
合同会社MONSHINの活動
また、私自身が携わる合同会社MONSHINは、このSIS広島校から生まれた会社です。私たちはまだ何も成し遂げていない段階ですが、目標に向かって1㎜でも前進することを大切にしながら進めています。今後、SISに医療従事者を送り込み、イノベーションの種を医療現場に植え付けることを目指しています。
私たちの理念は、医療業界が肩書きや立場、制約を超えて自由に発言できる心理的安全を提供しながら、新しいアイデアや変革に挑戦できる環境を整えることにあります。そのため、私たちはSISの協賛を続け、そこで得た学びを実践に活かしながら進んでいきます。
今後への期待
新たな役職でのご活躍を心よりお祝い申し上げます。先生の知識と経験、そして人間性が、HBMSのさらなる発展と、その学生たちの未来に大きな光をもたらすことを信じて疑いません。私たち合同会社MONSHINも、先生の背中を追いかけながら、自らの目標を実現するために、学びと行動を止めることなく進み続けます。
長く書いてしまいましたが、米倉先生についての魅力は、この動画をご覧いただければ十分に伝わると思います。
こちらの動画↓
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