野毛由文@中小製造業向け改善応援エキスパート/ITコーディネータ

ものづくり中小企業向けに、改善活動の推進や売上利益拡大の仕組みを作る支援を行っています。ITコーディネータです。 個人事業主として活動。屋号は「ものづくりデザインラボ」https://monozukuri-d-lab.com/

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自己紹介です!!

中小製造業向け改善応援エキスパートの野毛由文です!! 地元静岡県の中小製造業の活性化に向け、少しでもお役立ちできないかと活動してます。 中小製造業は地味ながらも各産業界のサプライチェーンの中で一翼を担っている存在です。ここを活性化させることで日本の産業界の底上げにつなげることができるのではと信じています。 私ができることは微々たるものですが、企業関係者(経営者、従業員、取引先)の幸福度向上、更に地域の経済・産業の活性化や街の賑わいへと少しでも繋がっていければいいなと思っ

    • メディアに掲載いただきました

      最近、新聞、雑誌、ネットニュースなど各種メディアに掲載いただくことがあります。ありがたいことです。 株式会社東レ経営研究所『経営センサー』 No.264 2024年7・8月号 定年後、大手企業に残らず独立した64歳 ― シビアだった現実と「再雇用組よりも多い」月収を稼ぐまで― 詳細pdf(1.16MB) 日経HR『日経転職版』サイト 2024年7月9日 よみがえる「定年おじさん」、リコーからコンサルに 雇用延長より年収アップ  日本経済新聞社 NIKKEI LIVE 

      • 商売繁盛に向けた「ものづくり改善」(その4) 付加価値生産性を高めるということ

        商売繁盛に向けた「ものづくり改善」(その1) (その2) (その3)の続編です。 (その3)まで、「生産性」という言葉を何気なく使ってましたが「物的生産性」を指していました。 (その3)の事例では 従来1000個/人が、改善により1500個/人に向上 としましたが、ここでの生産性とは「物的生産性」のことでした。 これは現場改善の成果ですが、改善の成果が売上利益にどう貢献するかは、この製品が幾らで販売されるかを考慮する必要があります。 付加価値生産性について「物的生産性」

        • 商売繁盛に向けた「ものづくり改善」(その3)雇用の安定ということ

          「ものづくり改善」の成果というと、例えば以下のような指標で評価されることが多いと思います。 生産性向上、リードタイム短縮、在庫削減、品質安定、歩留まり向上・・・・・ これら指標が改善されると「企業の売上利益」、更には「顧客満足」に繋げられることになります。 「ものづくり改善」により売上利益確保と顧客満足向上に結びつけるのは当然ですが、大切なのはこれだけではありません。 生産性向上して人員はどうする?改善活動の結果、生産性が向上出来たとします。 例えばある工程の一人当た

          商売繁盛に向けた「ものづくり改善」(その2)「製造ー営業 連携」

          商売繫盛に結びつける「ものづくり改善」のヒント、今回は(その2) 「製造ー営業 連携」についてです。 ものづくり改善と言うと、工場の中だけの話と思われがちです。「工場の5S」「トヨタ生産方式」「設備保全」等の用語からは、工場の生産現場の改善というニュアンスが感じられます。事実、多くの製造業で生産現場の改善は活発に行われ、成果を上げてきました。 前回(その1)では、”視座の高さを変えながら流れを見よう”と述べました。その中で、全体最適の視点で流れを良くする改善を進めることで

          商売繁盛に向けた「ものづくり改善」(その2)「製造ー営業 連携」

          商売繁盛に向けた「ものづくり改善」(その1)視座の高さを変えて「流れ」を見るということ

          改善活動はあらゆる業種において事業発展に有効な活動として認知されています。とりわけ製造業における「ものづくり改善」活動は歴史も長く活発に展開されてきました。よく知られている「5S活動」、「トヨタ生産方式(Toyota Production System、略称TPS)」などは単なる手法ではなく、企業経営の根幹に関わってくる仕組み・戦略として位置付け展開している企業も多々あります。 製造業での改善活動は日本のものづくり力を支えてきました。「KAIZEN」として海外でも知られていま

          商売繁盛に向けた「ものづくり改善」(その1)視座の高さを変えて「流れ」を見るということ

          中小製造業での現場カイゼン活動 ーその前にー(2)

          中小製造業での現場カイゼン活動 ーその前にー(1)からの続きです。 手法・ツールの活用の前に、従業員の気持ち、モチベーションが大切。それが醸成されてないと、どんな優れた手法・ツールでも活用の前に頓挫、挫折してしまう、ということを(1)で述べました。 従業員が自然とやる気を出し良い方向に動きだす土壌があって、その上で適切に手法・ツールを活用した活動は、絶大な効果が期待できます。 では、そのような土壌はどのように作ったらよいでしょうか。 現場リーダーがカイゼンの推進役 製

          中小製造業での現場カイゼン活動 ーその前にー(2)

          中小製造業での現場カイゼン活動 ーその前にー(1)

          製造業だけでなく、今や様々な企業や自治体にまで広がっているカイゼン活動。製造業では当たり前の活動で、重要施策として進められていると思います。 活動の拠りどころとなる考え方・手法・ツールとしてはTPS、5S、TPM等々あります。 TPS   : Toyota Production System(トヨタ生産方式) 5S   : 「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」 TPM : Total Productive Maintenance(全員参加の生産保全・全員参加の生産経営)

          中小製造業での現場カイゼン活動 ーその前にー(1)

          地方の中小部品メーカーにとってコロナはチャンス?!(4)

          地方の中小部品メーカーにとってコロナはチャンス?!(1)、 (2)、(3)からの続きです。 デジタル時代の魅せるスキルと発信力自社の技術や特徴をオンライン上で魅せるスキルと発信力が求められるようになってきました。 リアル商談で使っていた資料やリアル展示会のパネルを、そのままオンライン画面上で共有できるようにするだけでは不十分ということです。 プリントアウトして配布していた資料に対し、画面上で提示する資料の作成ノウハウ、例えばフォント、色の使い方、画面上の配置など、デジタ

          地方の中小部品メーカーにとってコロナはチャンス?!(4)

          地方の中小部品メーカーにとってコロナはチャンス?!(3)

          地方の中小部品メーカーにとってコロナはチャンス?!(1)、 (2)からの続きです。 目指せ全国展開自動車、電機、電子、医療向けなどの完成品の多くはグローバル製品です。ただ、これらに搭載される部品類をグルーバルで調達している完成品メーカーは業界、企業にもよりますが、まだ一部です。 東日本大震災時にサプライチェーンの寸断が起こり、部品の調達先の集中化は生産活動の停滞を招くという脆弱性が浮き彫りになりました。その後、各企業では効率偏重となっていたサプライチェーンの変革意識が高ま

          地方の中小部品メーカーにとってコロナはチャンス?!(3)

          地方の中小部品メーカーにとってコロナはチャンス?!(2)

          地方の中小部品メーカーにとってコロナはチャンス?!(1)からの続きです。 (1)を読んだ方から、「オンラインをやると言っても、それはコミュニケーションの手段であって、販路開拓の方法ではない」という声も聞こえ。 オンライン展示会・商談会の活用展示会や商談会のオンライン開催が活発になってきました。製品やサンプルを展示しパネルで説明、対面で会話するのが当たり前だった従来の展示会や商談会の在り方がコロナを機に大きく変わってきています。 コロナ第一波になりつつあった2020年2月頃

          地方の中小部品メーカーにとってコロナはチャンス?!(2)

          地方の中小部品メーカーにとってコロナはチャンス?!(1)

          地方の中小部品メーカーの、特に販路開拓について、「コロナはチャンスでは」ということを強く感じています。 地方の中小部品メーカーと言ってもいろいろです。 ここで対象とするのは、いわゆる“下請け”と呼ばれている企業。提供された図面に基づいて製作したり、自社で図面化するにしても依頼元からの指示を受け製作を行っている企業です。金属加工、プラスチック加工、金型製作、電子部品製作などの加工技術を活かし、自動車、電機、電子、医療向けなどの部品を生産している企業です。企画・開発機能はあま

          地方の中小部品メーカーにとってコロナはチャンス?!(1)