ボヘミアンラプソディ
この映画を観たら、Queenを、フレディを好きにならずにはいられない。
今まで、Queenの存在は知っていて、何曲か耳にしたことはあった。Don't stop me nowなどはお気に入りの曲の一つだった。
映画を観て、多くの曲を知り、バンドの歩んできた道を知り(事実に忠実かどうかは別として)、ライブを疑似体験することによって、すっかりファンになってしまった。
まず曲のすばらしさ。魅力。
バンドのメンバー4人全員が作曲できることによる、レパートリーの幅広さ。様々なテイスト、個性の曲があるため、飽きることがない。1粒で4倍楽しめる。
質の高さ。音の多彩さ。手法の多彩さ。そして、映画でも語られていたが、クイーンの曲は、聴いた人が、これは自分の曲だ。自分のものだ。と思ってしまう魅力がある。
次に、ライブパフォーマンス。
Queenは、CDよりライブ音源のほうが好きだと思った初めてのバンド。
今までは、音が不安定に聞こえることが多いので、ライブ音源は好きではなかった。でも、Queenに限っては別だ。ライブでも抜群の歌唱力。ライブでこその熱量。迫力。観衆を一つにまとめあげてしまうフレディのカリスマ性。
画面を超えて、言語を超えて、時空を超えて、訴えかけてくる。
まるで、自分に歌われているかのように、親しみ深く、熱量をもって聞こえてくる。真実の歌。たましいの歌だ。
Queenは初期も後期も、それぞれに魅力があって好きだ。一貫した質の高さを根底に持ち、さらに、いつも驚きや喜びがある。
年代によって、まるで違うバンドのようであるが、根底にはしっかりQueenらしさがある。
フレディの見た目も。これ本当に同一人物なのか…?と思うくらい変化があるけれど、でも根底にフレディらしさがあって、どの姿も大好きだ。
かっこよくて、親しみがあって、人間味があって、あたたかく、自由で、憎めなくて、どこか孤高で、寂しげで、人を惹きつけてやまない。
誰にも真似できない。彼らしさ。ライブでは、変態みたいな格好をしていてるのに抜群に似合っていて、かっこいい。
個人的にピアノを弾いているフレディが好き。気品を感じる。
才能が集まった本当に伝説のバンド。ぶつかり合いながら、刺激しあいながら、曲を作っていったんだろうな。打ち消しあったり潰しあったりせず、各人が持ち味を最大限発揮できてるのがすごい。なんでボーカル以外も歌えるん。コーラスがいい味出してる。
フレディがいなくて、とても寂しい。と感じる。世界にぽっかりと穴が空いているようだ。ライブ聴きに行きたかったな。
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