#04 新しい組み合わせが未来をつくる - MONOVATE流イノベーションの秘密
「イノベーション」という言葉を聞くと、最先端の技術や画期的な発明をイメージするかもしれません。しかし、MONOVATEでは少し違った視点でこの言葉を捉えています。社名に込められた想い、そして日々の仕事の中で大切にしている「新しい組み合わせ」の考え方について、社長自らの言葉で語られたメッセージをお届けします。
MONOVATEの社名に込めた想い
――大山
MONOVATEという社名は、「モノづくり」と「イノベート(イノベーション)」の造語です。我々のお客様はモノづくりの会社で、我々もモノづくりの会社です。
両者が組み合わさって、何か新しいモノが作れないか?そんな意味を込めた社名です。
イノベーションとは「新しい組み合わせ」
MONOVATEではイノベーションという言葉の定義を「新しい組み合わせ」としています。
イノベーションという概念は、オーストリアのシュンペーターという経済学者が提唱したものです。日本では「技術革新」と訳されることの多いイノベーションですが、その概念を提唱した本人はそうは言っていません。
イノベーションとは「新結合(新しい組み合わせ)」だと。
カッコいい、私はそう思いました。
回転寿司に見るイノベーションの本質
いつも例に出すのが「回転寿司」です。
回転寿司は、「職人の技法」と「ベルトコンベア」を組み合わせたものでありそこにはなんら新しい技術はありません。
でも回転寿司をイノベーションだととらえることに異論のある人はいないでしょう。
そこに「発明(インベンション)」はありません。
「新しい組み合わせ(イノベーション)」、それなら凡人の我々にもできる気がしませんか?
完璧を求めず、適当に試してみる文化
私はMONOVATEにおける「適当」とか「そこそこ」という概念のお話を何度かしていますが、そもそも新しい組み合わせに「完璧」なんてありません。できるのは「適当に試してみる」ことだけ。
イノベーションは、適当な組織で「こそ」起きる。
意見を自由に出せる、それがMONOVATEです。
バレエの振付から学ぶ、組み合わせの力
私の妻は、バレエの先生をしています。
バレエ教室では数年に1回、発表会を開くのが普通です。そこで発表する演目の振付をするのが、バレエの先生としての大きな仕事のひとつです。
妻は、大学で舞踊学を専攻したほどに、アカデミックな目でバレエをとらえることができる稀有な存在です。
そんな彼女が演目の新しい振付をする時は、「徹底的にその演目の書籍を読みまくる」と言っていて、大きく首肯しました。
多くの人がなにか課題を与えられたときに「自分で考えよう」とします。自分のオリジナリティを発揮しようとします。しかしほんとにこの世の中に「オリジナルな解」みたいなものがあるでしょうか。
私は疑問です。あったとして、それを生み出すことって難しくないですか?
誰かの考えと自分の考えを「組み合わせ」ることで、イノベーションは起きる。
※MONOVATEには「無制限書籍購入制度」というものがあり、誰でもいくらでも書籍が買い放題です。自分の考えと「世界」の考えを自由にイノベーションしてください!!