Reactの「状態」という言葉の意味(state)
Reactでは「状態」という言葉がひんぱんに使われます。
「状態を管理する」や「状態を更新する」といったように。
日本語ではいまいち意味のつかみにくい「状態」という言葉ですが、この「状態」とは「データの状態」のことを指しています。
「アプリ内のデータの状態」です。
では「アプリ内のデータ」とは具体的に何を指すのでしょうか?
アプリが私たちユーザーに表示している「世界各地の天気」や「為替」、「料理レシピ」「口コミ」などは当然「アプリ内のデータ」です。
他にも「ユーザーがボタンをクリックしたか否か」「合計何回クリックしたか」「ユーザーがフォームに入力した文字」なども「アプリ内のデータ」に含まれます。
そして重要なポイントは、これらは時間の経過やユーザーのアクションによって常に変化していくという点です
たとえばユーザーのクリック数が今の時点では5回でも、10秒後には7回になっていることもあるでしょう。
時間の経過やユーザーの操作などによって変化するアプリ内のデータの「状態」を追跡し、管理すること。
そのためにReactではstateが使われています。
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