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『何のためにやるのか』答えを探して、大手製造優良企業を飛び出した

こんにちは!ものレボ採用広報です。

記念すべき社員インタビュー一人目は、カスタマーサクセスチームのエース、久保さんです。

実は一度ものレボを辞めるか頭によぎったことがある久保さん。

大手優良企業からなぜ(入社当時の社員数)5名のベンチャー企業に転職したのか?、辞める選択肢が出てきた理由は?など、飾らないありのままの話を聞いてきました。

ーまずは自己紹介をお願いします。

 出身は大阪で、新卒で三菱日立パワーシステムズに入社。火力発電所に納める熱交換器の設計を3年やっていました。ものレボには、2020年9月に入社しました。

ー前職とものレボ「製造業」という点は共通ですが、全然違う領域からだったんですね。IT業界に飛び込むのは怖くなかったんですか?

 IT業界に転職することは別に怖くはなかったですね。ただ、スタートアップに転職することは、結構怖かったです。ベンチャー企業は、実力主義の会社だと思っていて、実力を担保し続けられるんかなって、ほんまにやっていけるんかなっていう不安は持っていました。今までやってこなかった対人折衝や、論理的思考スキルとかそういったビジネススキルが通用するのか、レベルが高い人たちのところに飛び込んでついていけるのだろうか…とは思っていましたね。

あとは、正直未経験領域に挑戦する不安よりも、新しいところに飛び込むことができるワクワク感の方が強かったんですよね。未確定な未来につき進めることが決まったわけじゃないですか。今までだったら、大企業で、きっとこんなキャリアや将来を歩んでいくんだという平坦な道がずっと続いているのしか見えてこなかったんです。それが、山あり谷ありの道を進めることが決まったわけですからワクワクしていました。

ー素敵ですね。久保さんのご家族はなんておっしゃっていたんですか?

 嫁とは大学時代から付き合ってたんですけど、転職の時にはまだ結婚していなくて。転職がきまってからプロポーズしました。結婚するときに大企業に勤めてる人だから安心だと嫁の家族には思わせたくなかったので…。でも、嫁と嫁の家族は僕の転職について全く気にしていませんでした。

むしろ一番衝撃を受けていたのは自分の親でした(笑)ものレボに入社することは決めていたので、転職が決まったことを報告して「えっ!?なんで辞めるん!?」というのが第一声でした。でも反対とかではなくて、「まじか!」という反応だったのを覚えています。転職の理由を正直に伝えて、今では応援してくれています。

ー大手優良企業からなんでまた転職しようと思ったんですか?

  何のためにやっているか分からなかったんですよね。自分は前職で火力発電所を作っていたのですが、その仕事が自分事として誰かの役に立つということを考えられなかったんです。勿論、火力発電所を作らなかったら困る人は沢山いますし、素晴らしい仕事だということは理解しているんですが、実感がなかったんですよね。

それに、当時の自分もそうですし、課の仲間も会社の理念を言えなかったんです。自分含め、みんな目の前の自分の仕事をうまくやることばかりを考えていて、何のためにやっているかまで考えていませんでした。

そこから自分のやりたいことはなんだろうって考えたときに、誰かの課題解決をしたいんだということに気づいて、それを軸として転職活動を始めました。

ーどうやってものレボを見つけたんですか?

 自分がイメージを持ちやすい製造×課題解決の仕事で会社を探していたんですけど、その時にものレボのHPを見つけました。「産業革命は大企業の工場から始まるのではなく、中小工場から有機的に(つながって)始まる」と書いてあって、これや!!!とピンと来たんですよね。

前職の時に、技術力がそこまで高いわけでもないのに、必要以上に値段を釣りあげてくるサプライヤーに出会った経験があって。でも自分は他のサプライヤーを知らないし、その会社も自分が他社を知らず買わざるを得ないことを知っているから強気なんですよね。本当に技術力のある会社が報われないなと思いました。売り手を探せるプラットフォームがあればいいのになとその時に感じていて、「ものレボが目指している世界観はまさにその状況の課題解決やな」って思ったんですよね。

ー現職の時に感じていたもやもやを叶えられる場所がものレボだったんですね。

 そうですね。お客さんと実際にやりとりしながら課題解決に携われる仕事ができていて、しかもそれが自分が前職の時に課題だと感じていた工場同士をつなげる世界観の実現につながっているんです。やりたかったことを、ものレボで実現できると思いました。

ーちらっと聞いたんですけど、ものレボ辞めようと思っていたんですか?

 そこまで深刻なレベルまでじゃないっすよ(笑)

でも、「辞めることも一つの選択肢かも」ってふと思ったことはありましたね。実際に(転職のために)動いたわけではないです。

カスタマーサクセスは、プロダクトがもっとこうあってほしいっていう指摘をお客さんから直にもらうので、なかなかプロダクトが変わらない状況に疲弊してしまったことはありました。

ベンチャーってスピード感があるイメージを入社前にもっていて、プロダクトの未熟な点も速いスピードで変更できるんだと思っていたんですよね。確かに変化感は速いのですが、リソースもぎりぎりなのでなかなか変えられない部分もあって。同じことをお客さんから言われるたびに「この状況っていつまで続くんやろ」と、「他の会社は違うんやないか」ってふと転職が頭をよぎったんですよね。

でも、仕事を進めていく中で、お客さんとの接し方とか課題整理のやり方とかカスタマーサクセスチームにしかできないことはまだあるなって思うようになってその選択肢はいつの間にか消え去っていました(笑)

ーカスタマーサクセスチームにしかできないこと…ですか?

 カスタマーサクセスチームの強みっていろいろな会社と話して、事例を知っていることだと思うんですよね。

例えば、採用に困っている会社さんがいるとして、この悩みは、今のプロダクトでは解決できないもののはずなんです。だから通常であれば力になることができない分、この課題は見て見ぬふりをせざるを得ません。

でも、自分は他に採用成功している会社さんを知っていたから、その会社さんにどうやって採用したのか聞いてみて、伝書鳩じゃないけどそのやり方を共有してあげて。

スタートアップだから、プロダクトに未熟な部分があるのは当たり前です。とはいえ、未熟なプロダクトのままでお客様に価値提供ができない状態であればチャーン(解約)につながってしまいます。お客様には様々な面で成功して欲しいからこそ、プロダクトの範疇を超えた範囲にも目を向けて「ものレボ」としての価値を提供していきたいんです。

それは本来ものレボがセカンドやサードステージでやろうとしている「情報をつないでいくこと」だと思うんですが、その役割を先回りして自分がやってもいいじゃんって思っています。

ものレボのVISION 1st,2nd,3rdステージ

ーできないことに目をやるんじゃなくて、できることを大事にするようになったってことですよね。すごい。

 でもこれはものレボだからできていることかもしれない。1社1社の目指す姿のために改善を提案していくことはどの会社のカスタマーサクセスもやっていることだと思うんです。でも、やっぱり何のためにやっているかという意味づけがされていないことも多くて、その仕事するならコンサルティングの仕事でもいいじゃんって思うこともあるんじゃないかって。

一方で、ものレボは、1社1社の課題解決は最終的にものレボの描くVISIONの実現につながっていて、自分が今やっている業務がものレボが成し遂げようとする理念の礎になっていて、産業革命につながっていることを感じられるんです。

ものレボに入ってよかったなって思います。

ー確かに。何のためにやっているか=理念の実現ですもんね。

ー最後に、ずばり久保さんがカスタマーサクセスとして大事にしていることはなんですか?

 お客さんのことを考えながら仕事をする、ですかね。お客さんを思って一つ一つの業務をこなしていたら、やっぱり喜んでもらっていることも多いですし、自然と結果につながっていってるんですよね。

お客さんを今よりも良くしてあげる魔法みたいなことを自分はかけることはできないですが、でもより良くするためのPDCAを回す手伝いはできると考えています。
自分が仕事するときに成長していこうと思ったら、PDCA(Plan・Do・Check・Action)じゃないですか。それと同じようにお客さんも発展していってほしくて、自分との定例MTGでは、Check・Actionを詰めるための壁打ち相手として使ってくださいって言ってます。

結局、顧客志向を大事にしています!ってところに、最後は終着するんですよね。

人の役に立つってやっぱり嬉しいじゃないですか。人間が社会で生きている以上、絶対に人と人がやりとりして、そこでGIVEをしていたら、巡り巡って良い経験をさせてもらえるって思うんですよね。お客さんから勉強させてもらうことも沢山あるので、その分自分も他のお客さんにこれからもGiveしていきたいなって思っています。


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