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【イベントレポート】monopo session vol.13

3月4日(金)にSLOTHにて開催されたmonopo session vol.13の様子をお届けいたします。今回はecute、東洋大学、新生銀行、tombow、UQなど数々のCIを手がけてこられたCIデザイナーの太田岳さんにお越しいただきCIの歴史、実際のプロジェクトの裏側までお話いただきました。

monopo sessionとは

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monopo sessionとは、社内外の「SENSEI/SENPAI」をお迎えし、プロジェクトの裏側を深ぼり、プランニングやクリエイティブについて学ぶトークセッションです。
実際のプロジェクトをもとにお話をうかがう関係上、非公開のイベントとさせていただいております。

SENSEIのご紹介

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太田 岳 CIデザイナー
北海道伊達市出身。武蔵野美術大学卒業、Art Center College of Design(L.A.) 卒業後、CBS(N.Y.)S&Oコンサルタント(S.F.)プリモアンジェリ(S.F.)など米国CIデザイン会社数社を経て帰国。帰国後に株式会社 日本デザインセンターに入社。ブランドデザイン研究所 太田グループにてクリエイティブディレクターとして数々の企業のCIを手がけ2022年1月に定年退社。現在フリーランスとしてご活躍中。

モデレーターのご紹介

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志賀 大介 Producer/Planner
2021年8月monopo入社。グローバルチーム所属。
Ørstedという洋上風力発電の会社を初めとする企業のブランディングや、キャンペーンアクティベーションを担当。前職は日本デザインセンターでアサヒビールの海外ブランディングやアサヒグループホールディングスのインナーブランディングをメインに担当。

SESSIONについて

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今回は前後半の2部形式でお送りいたしました。
前半は日本デザインセンターの成り立ちから始まり、同社が手がけたCIのご紹介を通じてシンボルマークやワードマークといったロゴの種類、色による分類などをわかりやすく解説いただきました。
その後、太田さんご自身が手がけてこられた作品の数々を大学卒業後のアメリカ時代から日本デザインセンターでのお仕事までをご紹介いただきました。私たちが日常的に目にするロゴの制作背景を深掘りしてうかがうことができました。
前半の最後には質疑応答のコーナーがあり、クライアントとの向き合い方やアメリカと日本のデザインに対する考え方の違いなどについてお話をいただきました。

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後半戦は太田さんが手がけた実際のプロジェクトをベースにCIができるまでの過程をご説明いただきました。プレゼンテーション資料には多くの試作と検証が記されており、そのクオリティの背景にある圧倒的な手数の多さを知ることができました。また提案時のロゴマークにそれぞれ名前をつけられていたのがとても印象的でした。
次にガイドライン資料のご説明をいただき、色やフォントなどはもちろんのこと、名刺から店舗の看板やシャッター、入り口、案内板など、ありとあらゆるものに対して綿密に設定されており、全国規模の企業とのプロジェクトでの規模感を垣間見ることができました。
後半での質疑応答は実際の資料を見せていただいたこともあり、参加者から質問がたえることなく30分以上の長丁場になりました。
全ての質問にたいして丁寧にご回答いただき、また太田さんのお人柄もあって終始、温かい雰囲気の素敵なイベントになりました。
太田さん、この度はご登壇いただきましてありがとうございました。

SENSEIの格言

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「正解はクライアントの頭の中にある」
今回は本当に多くの金言があったのですが、その中でも特に印象的な言葉がこちらでした。後半の質疑応答で参加者からの「時代によってクライアントが求めているものの変化がありますか」という質問に対して、クライアントのCIについての考え方などアップデートされているところもあるが、いつも変わらないものとして正解は私たちが考え出すのではなく、クライアントの頭の中にあるものを引き出して形にすることがお仕事であるというご回答をいただきました。

会場のご紹介

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今回は渋谷にある"COWORKING SALON"SLOTHさんを会場として利用させていただきました。
共に仕事をするだけの場所ではなく、談話をすることによってそれぞれの感性を増幅させることができる場所として位置付けられてるSLOTHさんは、オープンなスペース、選び抜かれた本が並ぶライブラリーコーナー、素敵なBARコーナーなどお仕事するだけに使うにはもったいないCOWORKING SALONです。

今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでのイベントとなりましたが、状況が落ち着いたら有観客でのイベントに移行していきたいと思います。

皆様とSLOTHの素敵なBARコーナーで乾杯できることを夢見て当企画を続けていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします!
次回は3/29(火)にエグゼキューション・カンパニー"米"のProducer/Craft Directorヤマナカさんをお迎えしmonopo Tokyo田中・宮川がプロデュースについて、パネルディスカッション形式で開催予定です。
詳細はTwitterFBでお届けしますのでフォローしていただけますと幸いです!

撮影:馬場雄介 Beyond the Lenz (https://www.instagram.com/yusukebaba)




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