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【イベントレポート】monopo session vol.20 「刺さる提案/刺さらない提案」- F-Method 深田大介さん 博報堂 酒井亮祐さん-

9月28日(水)に弊社オフィスにて開催されたmonopo session vol.20の様子をお届けいたします。今回は「刺さる提案/刺さらない提案」をテーマに、NTTドコモ/F-Method 深田大介さんと、博報堂 酒井亮祐さんのお二人をお迎え。多くの提案を受けてきたクライアント目線での、ポイントを具体事例も交えて深ぼっていきます。

monopo sessionとは、社内外の「SENSEI/SENPAI」をお迎えし、プロジェクトの裏側を深ぼりながらプランニングやクリエイティブについて学ぶトークセッションです。実際のプロジェクトをもとにお話を伺う関係上、非公開のイベントとなります。そのためこちらの記事でも、一部を抜粋してお届け。「もっと知りたい!」と思っていただけた際には、ぜひご参加をお待ちしております!

SENPAIのご紹介

深田 大介 
ドコモで15年以上プロモーション関連に関わり、マス・デジタル、ECサイト運営まで幅広く従事。国内外広告賞多数受賞。

酒井 亮祐 Activation Director / IMC Director
生活者体験を軸にフルファネルを構築するIMCディレクター。守備範囲はマーコム、サービス開発、メタバース領域など。

モデレーター紹介

宮川 涼 Creative Director / Engineer
ブランドとユーザーをつなぐコミュニケーションの企画から、クラフト、世の中にどう広げるかまで、横断的にディレクション・制作しています。 漫画・映画・音楽・テレビ・ラジオがめちゃくちゃ好き。

企画は一緒に育て・作っていくもの

イベントは深田さんからのこんな問いかけからスタートいたしました。

Q:「刺さる提案のポイント」はなんだと思いますか?
Q:「刺さる提案を考えるときに大事にしているポイント」はなんですか?

提案の前にはクライアントからオリエンを受けていると思いますが、刺さる提案をしてコンペで勝ち取るために、まずはこのオリエンを疑うことが本当に大事だそう。内容が表層的で本質を捉えられていないことがあったり、提供側の目線で考えられていたりすることがあるので、お客様の目線で考えたときに違う答えが出てくることもあるとのことでした。
そこから「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」において多数の賞を獲得したWeb動画広告「爆速エビフライ」の制作当時の実際に使った評価ポイントの解説や、深田さんチームでどのように審査をするか、採用した企画をどのように一緒に育て・作っていくかといったクライアントサイドの裏話をいろいろと伺うことができました。

クリエイティビティと数字のバランス

イベントの後半は質疑応答のコーナーへ。

クリエイティビティと (保証された)数字は天秤だと感じており、
事業会社の立場でクリエイティビティにベットしようと勇気を出せる提案は
どのような点が押さえられている提案なのでしょうか?

極端な話をしてしまうと、クリエイティブに予算を使わずに広告費に振ってしまえば数字はでるが、決してそのようなものを求めているわけではないとのこと。また新しいことに挑戦するからには数字が見えないこともあると思うが、なんのためにその施策が必要かとしっかり熟慮されている必要があるとのことです。改めてしっかりと熱量をもってクライアントの課題に向き合うことができるかというところが大事なのだなと感じました。

リファレンスの在り方

提案で気をつけなくてはいけないものとしてリファレンスの話がありました。提案する側としてはクライアントがイメージしやすいように、できるだけ近いリファレンスを用意しようと心がけておりますが、それが裏目にでてしまうこともあるようです。提案内容とリファレンスの違いがなく、まったく同じものになってしまっていることがあるとのことでした。プロトタイプを作るなどリファレンスに頼らない提案の必要性を感じました。

今回は普段なかなか聞くことができない、クライアントからのお話をきくことができ、本当に勉強になった2時間超のセッションでした。深田さん、酒井さん、ありがとうございました。

monopo sessionは毎月開催を予定しております。
詳細はTwitterFBにて。フォローをお待ちしています!

執筆:松村 広則(monopo Tokyo PR)
撮影:馬場雄介 Beyond the Lenz (https://www.instagram.com/yusukebaba)


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