引きこもり支援の難しさについて
”自立支援”ビジネスって最近よく耳にしませんか?
長期化する引きこもりを無理矢理家から追い出して寮に入れて
当事者家族から多額の現金を受け取る。
それで引きこもりが治るならいいのですがトラブルが続出しているようです。
そもそも何故、当事者家族はこのような方法に頼ってしまうのでしょうか?
私なりに調べて考えてみました。
引きこもり支援のハードル
引きこもり支援を受けたいと思った時に当事者もそうですがそのご家族も
周りにバレたくないという方が多いのではないでしょうか?
近所の人の目、友人の目・・・色々と気になると思います。
各都道府県に引きこもり支援センターは設置されているものの
実際に足を運んで相談するという事にハードルを感じる方が多いのではないかという印象を受けました。
家族の意識や状況として、「ひきこもり者がいるこ
とを知られたくない」「実情を話すことを恥ととらえ
ている」「家族が心を閉ざしている」といった相談へ
の抵抗や家族自身の孤立
引用:https://www.pref.nagano.lg.jp/seishin/heisetsu/hikikomori/documents/paper-2-107-113.pdf
こちらは長野県の2015年の調査結果に基づく資料の引用なのですが
やはり引きこもりが家族にいる事を知られたくない方や恥と捉えているご家族はいるようです。
また両親の高齢化に伴い、継続的に相談に来ることが困難な方もいらっしゃるようです。
やはり支援を受けるために支援センターに足を運ぶ事が一つのハードルなんだろうなと感じました。
引きこもり支援の長期化
いざ支援を受けるとなった時に引きこもりの支援というのは長期化する事が少なくないようです。
精神疾患を患っていたり、引きこもりの長期化に伴い部屋から出てくることすら困難な場合もあるからです。
長期化する支援の中で先の見えない不安を抱える方も多いのではないかと私は感じました。
また長期化に伴い、費用面にも不安がでる事があるでしょう。
様々な要因が重なって藁にも縋る思いで自立支援ビジネスに頼ってしまうという背景があるのかもしれません。
私は諦めないで欲しい
先の見えない不安の中、当事者、ご家族の方は大変辛い思いをしていると思います。
でも私は諦めて欲しくないです。
私も「何にも変わらないじゃないか!」
と憤りカウンセリングに暫くいかなかった事もあります。
でも何もしない方が何も変わりません。いきなり冒険者から勇者にはなれません。過去の自分はなれたのかもしれませんが、今の自分はなれません。
また地道にレベル上げの毎日です。
ご家族の方も同様です。焦る気持ちは分かります。私の両親も本当に焦っていました。
でも少しベランダに出て深呼吸をした事でも大きな進歩です。
ベランダに出た→スーパーに行けた→ベランダに出た・・・やっと人と話せた。
このような事の繰り返しですがきっと前に進めると思います。
このように自立に向けて一歩一歩進んでいる方もいるのですから。
少しでも希望になれば幸いです。
まとめ
引きこもりの支援の難しさや原因について少し紹介しました。
私の個人的な感想で申し訳ないのですが、諦めて欲しくないと思います。
簡単ではないのかもしれませんが私も記事を通して考えていけたらなと思っています。