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2023年12月の記事一覧

インタビュー田原町04『仁義なきヤクザ映画史』を書いた伊藤彰彦さんにききました2/2

インタビュー田原町04『仁義なきヤクザ映画史』を書いた伊藤彰彦さんにききました2/2

【1/2前編からのつづきです。“インタビュー田原町”当日、時間の制限もあり、どのようにして「映画史家」「ノンフィクションライター」となったのかを聞き逃したので、後日に行った追加インタビューです】

話すひと=伊藤彰彦さん
聞くひと🌖朝山実

伊藤さん(以降略)   先日アサヤマさんのインタビューを受けて、知らない分野の人にきかれるということは面白いなあ、こんなに本質に迫るものかと思ったんですよ。

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インタビュー田原町04『仁義なきヤクザ映画史』を書いた伊藤彰彦さんに聞きました1/2

インタビュー田原町04『仁義なきヤクザ映画史』を書いた伊藤彰彦さんに聞きました1/2

10月14日、浅草・Readin’Writin’ BOOK STOREにて『仁義なきヤクザ映画史』(文藝春秋)の著者、映画史家の伊藤彰彦さんをお招きし公開インタビューを行いました。
質疑応答を含めた2時間に、脚本家を志し、映画制作にも関わるなかでノンフィクションのライターとなるまでの経緯を補足取材(後編)を加えた記録です。2万字になります。

話し手/伊藤彰彦さん
聞き手🌙朝山実

【ちょっと前

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12/16(土)、ノンフィクションライターの井上理津子さんをゲストに「インタビュー田原町06」を行います

12/16(土)、ノンフィクションライターの井上理津子さんをゲストに「インタビュー田原町06」を行います

「いちばん繁盛したのは、十二月三十日と三十一日でね。二日間で、一か月分を売り上げましたよ」
 
インタビューをするので、井上理津子さんの『絶滅危惧個人商店』(筑摩書房)を読み直している。
冒頭、話しているのは台東区・山谷にある「金星堂洋品店」の店主の大澤さんだ。労働者の街として活気があったころ「七万五千円の革ジャン」が売れたという。買っていったのは、正月に帰郷するのに服を新調する労働者たちだ。

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