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所内勉強会『論理的文章&報告書の書き方』の開催

モノリスでは不定期開催で所内勉強会を実施しています。企画や呼びかけは代表が率先して行っています。以前には、ブロックチェーン技術の話やWeb3関連の法務事例について実際に学んでいるインターン生が教壇に立ち勉強会を開催したこともあります。

先日開催された勉強会は『論理的な文章と報告書の書き方』と題し、法律関係のみならずビジネスシーン全般において重要な“ロジカルシンキング”について、若手弁護士やITコンサルメンバーに向け、代表自らが講師を務めました。

こうした勉強会、弁護士(のみ)を対象にした法律関係の勉強会は、当業界である程度一般的に行われており、当事務所も当然そうした勉強会も行っているのですが、弁護士以外も対象にした、狭い意味での「法律」ではないテーマに関する勉強会は、少し珍しいのではないでしょうか?

代表自ら講師を務めるの巻
セミナー様子

人が一般に見聞きする文章は、実はさほどロジカルではないものが多いのです。例として、当事務所のオウンドメディア「MONOLITH MAGAZINE」で最も読まれている記事の構成をご覧ください。

例:MONOLITH MAGAZINE記事

しかしながら、ビジネスにおいてクライアントに理解・納得してもらうためにはロジカルであることが重要です。

ロジカルとは、物事を系統的に統一し整理し、初めから終わりまでの道筋が矛盾なく考えられているさまを指します。

論理の基本構造
MECE解説

トラブルはごちゃごちゃしているもの。ただ、論点はそう多くはないものです。その論点ごとに、事実を体系的に整理し、道筋立てて、「対峙できる/できない」ものを結論付けていきます。

法律事務所は、弁護士業務を含むソリューションを販売する事業体であるとも言えるでしょう。モノリスには、弁護士のほかITコンサルタントも常駐しており、SNSでの炎上などの風評被害案件などでは、ITコンサルタントによるソリューションも提供しています。

モノリスでは、日々、大小さまざまなトラブルに関するご相談やご依頼をいただきます。このトラブルに対峙するための結論をクライアント様に対して報告書として提出する仕事があります。

報告書は案件によりますが、A4用紙で約5~20枚に及びます。整理せずしていきなり作成にとりかかるとロジックが崩壊してしまいます。だからこそ、作業に入る前に論理的に構造を整理し、整理内容に沿ってテキスト化すれば作業はスムーズに運びます◎このステップは、ついつい飛ばされがちなものですが、一度立ち止まって構造を整理することこそが作業を効率的にし、ミスも防ぐことに繋がります。

今回の勉強会は、このステップを怠らずにちゃんとやろうね、というお話でした。

所内勉強会は、自らが学んだことや経験したことがほかの方にも参考になるとなればと、スタッフが自発的に開催するのも歓迎です。こうしてわたしたちの学びは共有され、よりよい仕事へと進化していきます。

ぜひ一緒に成長していきましょう!

当事務所リクルートサイトには過去のインタビューも多く掲載していますので、こちらもぜひご覧ください◎
https://monolith-law.jp/recruit/article