「ゆれる」の誰も語らないところ
西川美和のゆれるは、すごく好きな映画だ。この映画はオダギリジョー扮するガソリンスタンド一家の次男が「クズ男」というのが見どころのひとつ。彼のクズぶりで女が死に(この映画の真木よう子は最高で彼女の傑作の一つだと思う)弟が刑務所にぶち込まれるという、最高に胸糞悪い映画なのだ。しかし、なんか映像が綺麗だしあまり悪役っぽさを強調しない、、凡庸な監督だとオダギリジョーの悪役ぶりを強調したはずが、意図的にか善悪の判断を保留したような演出と温度感になってる、、このためにボンヤリ見てると次男