~この十年間くらいで面白かった漫画集(完結編)~

 

どうもにゃんです。

 今回の記事は上記の漫画版になります。
 あ、ちなみにこの記事タイトルはタイトル詐欺になるんで。割と結構かなり古いの選んだりします。面白い漫画を紹介するぜ委員会会長なので時代は問わない感じで書きたいですね。
 ところでところでわたしと本との出会いってなんだろうって考えてみたんですけど本当に分からないです。
 子供の頃(小学校中学年くらいまで)国語が嫌いすぎて夏休みの三行日記で半泣き……七割泣きしていた気がします。そもそも文章が嫌いだったなあ。
 活字は確か『大草原の小さな家』シリーズ(で合ってるのかすら不明だけど)にハマったのが一番最初なんですが、漫画との出会いが分からない……コロコロコミックかな?
 単行本になっている漫画ならきっとテイルズオブシリーズのアンソロジーか図書室に置いてあった横山光輝さんの三国志です。多分。


面白かった漫画達(完結編)


 今回の記事では完結している漫画と完結していない漫画について書きます。わたしが頑張れれば両方書くし頑張れなければこの記事は前者だけ。
 (まあきっと前者だけです)


スパイラル ~推理の絆~ / 城平京・水野英多 (全15巻)

推理せよ、真実のために。
推理せよ、大切な人を守るために。
推理せよ、兄を越えるために!!
ブレード・チルドレンをめぐるミステリーアドベンチャー!!

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 初っぱななので(わたしの中で)古典作品を行きます。
 連載していたのは25年くらい前のはず。何度読んでも味がする。これはもう珍味漫画だよ。おいちいおいちい。
 おそらくわたしの全ての癖が入っている。
 サブタイトルが美しい作品、総じて好きな傾向があるわたしですがスパイラルの最終話のタイトルが超好きです。 
 『Spiral ~なるべくなら良き日々が多くありますよう~ 』
 
締め方がいいんだよなあ……。是非に。

・ヒカルの碁 / ほったゆみ・小畑健(全23巻)

ある日小6のヒカルは蔵で古い碁盤を見つける。その瞬間、碁盤に宿っていた平安の天才棋士・藤原佐為の霊がヒカルの意識の中に入り込んだ。佐為の囲碁に対する一途な想いが、徐々にヒカルを囲碁の世界へと導いていく…。

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 またもや少し古いのを選んでいてしまっているので読んでくださっている読者の方にはごめんねと思っているんです。いや本当に。でもめちゃくちゃ良かったんですよね。
 出会いは確かスカパーのキッズステーションです。アニメやってて見てたんですよね。とある場面で泣いて感動しまくって。
 それから二十歳前くらいのときに大人買いして読んでまた同じ箇所で泣いて。
 そしてまた数年前に電子書籍で買ったんですが、それがまあおんなじ箇所で泣くこと泣くこと。
 16巻の終わりから17巻終わりまで、10回以上読んでるんですけど描き方が良い。

 これは余談。
 わたし、中学生終わりの頃からネットに勤しんでブログをやっていたんですが、関わりのあった高校生大学生の方々、ヒカルの碁にハマって囲碁部(orサークル)所属……って感じの人たちが多かったですね。
 そもそも囲碁が分からない人にも面白く読めるように出来ているのが高ポイント。ルールが分かる人も分からない人も是非に読んでみてくださいね。
 

・猫のお寺の知恩さん / オジロマコト(全9巻)

のどかな田舎の高校に進学した源(げん)。
下宿先の、親戚のお寺で同居することになった3つ年上の知恩(ちおん)ねーちゃんは、しっかり者に見えてなんだかとっても無防備で……?
ダサくて、3つ年上で、働き者で、あっけらかんといい感じな知恩さんとおくる、のどかでソワソワ縁側ラブコメ!

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 オジロマコトさんというとアニメ化もされた『君は放課後インソムニア』の方が有名度が高いと思われるしそちらをオススメしようかと考えたのですが、どちらかというとわたしはこちらの作品が好きなのでこちらを推します。
 日常風景の描き方とか心理描写とかが上手いのは勿論なんですが……。
 えーこちら、フェチズムの塊みたいな作品です。
 思春期の男の子の視線を描き方、上手すぎる。プリケツ、見ちゃうよね。
 そしてこれを描いている作者様が女性だったことも驚きでした。

どんなに良い人間でも、きちんとがんばっていれば、だれかの物語では悪役になる。

7巻。おばあちゃんのセリフから

 素敵な漫画なので是非皆様も。

・チ。―地球の運動について― / 魚豊(全8巻)

動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。
舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった――

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 頭ん中を揺さぶるような台詞回しが上手すぎる。印象的というか絶対に忘れない台詞を叩き込んできます。
 『題材が地動説なのになんでこんな面白い漫画が描けんだ?』と心の中のにゃんが仰ってます。
 登場人物達から圧倒的な熱量を感じる凄い漫画です!(※語彙力)
 生き様というか死に様というか……とにかく一人一人のキャラが立ってます。
 素敵な漫画なので是非是非。
 最後に素敵なセリフを紹介しようかと思ったんですけどこの漫画は会話の掛け合いが面白いタイプの漫画なので難しいですよね。頑張って一箇所だけ抜粋。

畢竟、それは知性だ。あれは流行り病のように増殖する。宿主さえ制御不能だ。一組織が手懐けられる程かわいげのある物じゃない。」
「では勝つのは君か?この選択は…君の未来にとって”正解”だと思うのか?」
「そりゃ不正解でしょ。でも不正解は無意味を意味しません。

1巻のとあるシーンより

・やがて君になる / 仲谷 鳰(全8巻)

人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える新入生・小糸侑は、生徒会の先輩・七海燈子が告白を受ける場面に遭遇する。誰からの告白にも心を動かされたことがないという燈子に共感を覚える侑だったが、やがて燈子から思わぬ言葉を告げられる。「私、君のこと好きになりそう」

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 いわゆる百合作品。
 後半に描かれる作中劇と登場人物の心理描写の重ね具合が凄まじいです。読んでてカタルシスを覚えます。

「やがて君になる」の6巻の侑の告白シーンからの視界の開け方(構図)がばか良かった。あんなんばかになっちゃう。先輩のばか。ばかばか。
およよ〜。

最近再読し終わった後のわたしの携帯のメモ帳より。

 間違いなくばかはわたしだよ。
 閑話休題。
 とにかく描写と構図が飛び抜けて上手いので『漫画』が読みたい方は皆さん是非。


・水は海に向かって流れる / 田島列島(全3巻)

高校への進学を機に、おじさんの家に居候することになった直達。
だが最寄の駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性の榊さん。
案内された家の住人は26歳OLの榊さんと
なぜかマンガ家になっていたおじさんの他にも
女装の占い師、メガネの大学教授と
いずれも曲者揃いの様子。
ここに高校1年生の直達を加えた男女5人での
一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まったのだが、
直達と榊さんとの間には思いもよらぬ因縁が……。

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 業の深い恋愛漫画です。
 
 出てくる台詞が重いんよな。

俺がいなければこの人の肩が濡れることはなかったのに

1巻から

 …どうして直達君なんだろう……

3巻から

最高の人生にしようぜ

3巻から

 最後に引用したセリフはとても愛おしい言葉でした。
 その後の3コマのヒロインの表情で彼女の水が流れ出したんだなあとかなんとかわたしは思いましたよ。
 ところでところで、それだけ覚えていれば心が救われる約束っていいよなあ。運命なんて安い言葉を使いそうになるのだけどまあそういうのってあるよな。むしろ存在してほしい。メンヘラだしロマンチストなのでそういうの好きです。
 そしてたったいま面白いけど要らんことを書こうとしてこの指先の打鍵を止めたのが偉い。いまのわたし世界で一番偉いかもしれない。
 おもろいこと書ける場所はいずこ。新天地を探したい。

 映画化もされましたね。アマゾンプライムビデオで見れるのでお時間のある方は是非に。


・もののがたり / オニグンソウ
(全16巻)

付喪神…それは、古びた器物に心が宿った存在。
付喪神に大切なモノを奪われ、憎む青年・岐兵馬。
付喪神と共棲し“家族”として愛す少女・長月ぼたん。
千年の都・京都で、二人は出逢い、暮らすことになるのだが…。
三者交わる共同生活、前途多難な屋根の下。
人と物。絆と恋の付喪ノ語り、此処に開幕。

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『バトル×恋愛=最高』
 
という図式がわたしの中で存在していましたがこの漫画で公式として完全に成り立ちました。ありがとうございます。
 どんなセリフを紹介したら皆様も好きになってくれるだろうか。
 そんなことを考えながらパラパラ読み返していたんですが、好きすぎて選べませんでした。

誓うよ 自分は裏切らないし死なない
自分は…俺は君を守り通してみせる

5巻のとある場面から

 主人公がいい奴なんだよな。読んでて不快にならないってのは大事な要素ですよねえ。あとは純粋に絵が好きな漫画です。
 キュンキュンしたいなあと思ったら読んでみてくださいね。

・サマータイムレンダ / 田中靖規(全13巻)

幼馴染の潮が死んだ――。その報せを聞き、故郷の和歌山市・日都ケ島に帰ってきた慎平。家族との再会。滞りなく行われる葬儀。だが島にはある異変が…? ひと夏の離島サスペンス!!

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 作者天才かよ。
 って何も考えずに書いたんですけど、Amazon開いたら一番上のレビューにそう書かれていました。多分皆様そう思うはず。
 めっっちゃくちゃ面白いのですが問題点はただ一つ。
 何を書いてもネタバレです。タイムリープモノです。読んでけろ。

 Netflixで見れるアニメなのでそちらも是非。
 でも漫画を買ってけろ……おもろいんじゃあ。
 最後が良すぎるんじゃあ。エモさしか感じないんじゃあ……。


・彼方のアストラ / 篠原健太(全5巻)

宇宙への往来が当たり前になった近未来。高校生のカナタ、アリエスら9名は“惑星キャンプ”に旅立つ。未体験の宇宙旅行に胸を躍らせながら惑星に降り立った彼らを待ち受ける、予想外の事態とは!? 近未来SFサバイバルストーリー、始動!!

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 5巻というと割と短めな物語だとわたしは思っているのですが、その短い尺の中での伏線の回収の仕方が鮮やかすぎる。
 ジャンプ+で連載されてたのをリアルタイムで読んでいたのですが、後半興奮しまくって読んでいたのを覚えています。
 最近電子版を購入して再読しましたが、やっぱり面白かったです。
 皆様も是非。
 アニメ化もされてAmazon Prime Videoで見ることができたはず。是非に。


選んだ基準

 そりゃまあ面白い漫画を選んだんですけど、なるべく王道系の漫画は避けました。
 ジャンプで言えばドラゴンボール幽遊白書るろうに剣心遊戯王BLACKCATとか入れたかったし。
 マガジンならネギま!やUQホルダーを入れたかったし。
 サンデーなら……サンデーってなんかある?
 ……烈火の炎とかね。おもろかったよね。
 時間がないしベタっちゃベタだから書いてないんですけど……。

・鋼の錬金術師 / 荒川弘(全27巻)

 この作品もとても好きです。引き延ばしてない感と綺麗に纏めたなあ感が強い。1話で切る啖呵とラスボスに売る啖呵の台詞の違いがいい。
 人間を舐めるなよ!的なやつを感じてしまう。
 そういう展開を見ると「おお……!」と興奮してしまうんですが、わたし達にも全っ然起こりうる出来事なんですよね。例えば堅い鮭とばを食べているときとかね。『人間(の歯)を舐めるなよ!』って思いながら噛み千切ってました。
 これなんの話やねんマジで。

まとめ

 はい。そんな感じで今回はこんな記事でした。
 最後の方手抜きにも程がありますね。笑
 でもでもいまの時刻は19:55。しかも六月の最終日。
 月に一回は更新したいって自分で決めてるからねえ。手抜きも致し方なし。
 来月はパパッと更新したいですね。
 ではでは。




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