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椿屋四重奏一夜限りの復活に寄せて
2021年4月17日。
LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて。
十年の時を経た彼等の姿に目眩がした。
突然舞台を照らし出す照明と
耳を劈く懐かしいギターの音。
歓声になりきれない我々の悲鳴。
低音部・永田貴樹。太鼓侍・小寺良太。
そして私が歌唱部・中田裕二でございます。
椿屋四重奏、此処に見参。
長い間心のどこかで待っていた
素晴らしい景色が確かに目の前にあって、
それを受け止めるのにひたすら必死だった。
ただ、この夜に在ったのは椿屋四重奏の復活だけではない。
中田裕二というひとりの男が多くのミュージシャン仲間に愛され、
何より本人が自分の音楽に没入して楽しそうにしている。
本人もその仲間たちも、そしてもちろん我々ファンも、
ずっとこんな素晴らしい景色が観たかったんじゃないかな。
シンガーソングライター・中田裕二祝四十歳。
あなたの歌声はきっと永遠に私の原風景です。