あきら (書き手:しるてっく)
【しるてっく】が【あきら】を紹介します。
あきらさん(https://note.mu/akira_kou)
――タコ商会、ならぬ「他己紹介」。
つまり「自」が「己」について語るのではなく、「他」が「己」について語るのが今回のテーマです。
さらにそれを世間に向けて発信するとなれば、
“他者が他者について書くのを、それをまた他者が読む”
という、もはや読んでくれる人も書いている我々も
「友達の友達はオレにとってもだいたい友達!」
という、グルーヴ感を共有する気持ちになりはしないでしょうか?
もしかしてこれがラブ&ピース? ロン毛じゃないけども!
さて、僕は晃さんについて語ります。
ひらがなで書くと「あきら」さん。
今まで、それなりに長い時間を経てなお、僕は彼女のイヤな一面を知らない。とても清々しい人である。
と同時に、好き嫌いの明確な人ではないかと推察する。
自分の経験から言えば、概ね大人になるにつれ、
キライな相手とも顔つき会わせねばならぬ機会が増えてくる。
そうすると、人は愛想笑いを浮かべだす。
表面と腹の底に違った思惑を抱え、少しずつイヤな人間になっていく。
そんなとき、ふと清々しさを失っていない人に出逢うのは大きな衝撃だ。
この人は、自分がとっくに失ったものをまだ宝箱に入れて携えている。
とても眩しく、清々しい。
それに比べて己は、いつの間にこうなってしまったかと
責任の所在を他者へ求めたくなる。
あきらさんが書く物語には淀みがない。それは時として滑らかさに欠く印象を与えるかも知れない。
でもどこをとっても、僕には書けない “竹を割ったような痛快さ” に満ちているのだ。
一瞬でもためらったら書けない。格好良く書こうとか、少し体裁を繕おうだとか、いわば他人の目を気にして方針を変えたりしないで、自分の好きなものをストレートに書いているように見える。
かと言って、他人への配慮もしっかりある。
表立っては出てこないけれど、モノカキ空想のおとの企画会議で、あきらさんの示してくれた配慮がいかに有り難かったか。
一言でいえば、江戸っ子みたいである。
実際の出身が江戸とは限らない。でも江戸っ子気質と呼ぶにふさわしい気っぷのよさが、あきらさんにはあると思う。
これまでに僕はいくつも嬉しい言葉をあきらさんから頂いた。
この際だから言わせて頂くけれど、台本についての言葉は自信になった。
朗読もちまちま練習している。
なぜこんなにも嬉しいのか考えた。
直裁で飾らずに褒めてくれる、あきらさんの言葉だから嬉しいのだ。
……と、ここまで書いてちょっぴり心配になる。これをあきらさんが読んだら
「しるてっくめ、言いたい放題だなこの野郎!」と思われるのではないか。
逆鱗に触れてはならぬ。
ここはひとつ、丸くてしっとり柔らかい、名古屋名物……もとい、伊勢名物の
赤福みたいな御心で許していただきたい。
(紹介した人:しるてっく)
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