ヒロシの熊本の番組 久しぶりのスギ。編 その1
ジェネレーションギャップってやつはどうしてもある。
以前書いた気がするが、自分にとって上の世代の話題に出てくるものでそれを感じる1つが、「横山ノックみたいな髪型」という言葉である。
むしろ今の若い人ならば、即座に横山ノックの若い頃の画像を検索して「ピンカールですね」となるが、自分が若い頃はそんな便利なものはなく、「横山ノックのどこに髪が」と思い悩んだものであった。
芸人さんが割と元ネタを踏まえてアニメの話を使い始めた頃、サリーちゃんやアッコちゃんは分かるが、初代鉄人28号とか狼少年ケン、アニメ版キングコング等の、主に主題歌をネタにしているのを観たことがあるのだが(多分野沢直子とか、山田邦子辺りだろう)、これらは再放送で観る機会がなく、よく分からなかったものだ。
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今回のヒロシの熊本の番組でのインスタントジョンソンスギ。のゲストシリーズ(例によって4分割)は何となく、「めんどくさいおっさん」がテーマのようである。
冒頭、ベアーズ島田キャンプにテントを立てさせるが、ちょっとしたきっかけ(言いがかり)で「俺に憧れてる」とヒロシの「めんどくさいカリスマ」のスイッチが入る。
ヒロシとスギ。の会話から「手付きが由利徹みたい」という発言が出て、「由利徹知らないだろ」と若いスタッフに毒づく。
いや、今の50歳前後も進んで由利徹は観ていなかったと思うなあ。親の観ている番組から由利徹や東八郎を知ったような感じじゃないかな。三波伸介とか伊東四朗も。南利明は「めっちゃめちゃうみゃあでかんわ」のCMだったり。
無理に若者(「チョコプラに抱かれてもいい」と発言)に話を合わせようとするヒロシとスギ。は「スワッチ? フワッチ?」、「マカロンだこの野郎」と意味不明の言葉を繰り出す。
映画が好きというスタッフに「映画と言ったら小津安二郎だよな」とも。小津安二郎! 今のおっさん達が若い頃もいたんだよ、そういう面倒なオヤジ。「小津(安二郎)観ろ」とかさ、「(スタンリー・)キューブリック観ろ」とかさ、
キューブリックっていえばヒロシのネタにも「どうしたらモテますか……好きな映画は『時計じかけのオレンジ』だって言ってるじゃないですか」ってのがあったな。
でも自分から「時計じかけのオレンジ」が好きだって言うと、スカした野郎だと思われるので、止めたほうがいい。こういうのはあくまで、「おっさんに言わせる」のがポイントだ。
CM前にヒロシとスギ。が「蛇拳」のようなポーズを取っていたが、これは後でシガニー・ウィーバーとエイリアンとの対決と分かる。
その次の週の分の冒頭、ヒロシが「BUCK-TICKはさあ、今井さんが天才だって言われてるでしょ」と振ったあと、座り位置が変わった事からイス取りゲームが始まり、オチは「はぁいっ!」(話題のジャングルポケットの使う言葉)で一旦終わってしまう。
スギ。のオリジナルグッズの話からパクりステッカーの話題になる展開を挟み、真面目にスウェーデントーチに着火しようという所で、鶴久政治(チェッカーズ)の名前が出る。これにディレクターが反応、「まゆたんの目が輝くと、若者の目が死ぬ」の名言がヒロシから出る。
今までもヒロシは藤井一子の話題を出したり、「渡辺美奈代と言えばPINKのCHAO」など微妙な所を突いてきている(これもめんどくさい)。そして「フミヤさんだけでチェッカーズなのではなく」から「3人揃ってジャングルポケット」でシメる。
これは最初からヒロシはBUCK-TICK→チェッカーズ→ジャングルポケットという展開にしたかったのもしれない。
他にスギ。は1人でB21スペシャルではないかという言葉も出るが、スギ。からは「オレはネプチューン」と反論される。
B21スペシャルという名前も、若い人には検索無しには分からない時代だよなあ。
(つづく)
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