とべない理由
メカが「創作」の動機付けになる場合がある。「こんなメカの活躍が見たい」となると、もはや脇役ではなく、立派なキャラクターだ。
映画『スター・ウォーズ』のメカは色々衝撃的だった。ミレニアム・ファルコン号のコクピットが現実世界の第2次大戦の爆撃機っぽい所などは「理屈ではない面白さ」なのだと思う。
逆に『スペース1999』のイーグル号のように風防が見えないのも好きなんだが、
「流用パーツ」
「ミキシングビルド」
ってのはプラモデルのパーツを使ってプロップを作るだけじゃなく、メカの、ひいては作品の各部の思想的なデザインやら何やらなんだろうなと私は思うのだ。
映画館では観なかったが「エピソード3」に登場するARC-170スターファイター(クローンファイター)もまた、翼や風防や後ろ向きの砲にレシプロ攻撃機っぽさがあって好きな機体だ。「マンダロリアン」の「レイザー・クレスト」も武装した輸送機を思わせる所がいい。
また、「ミキシングビルド」という事からすると、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のパート3に登場する、「この時代に入手できる部品で修理したタイムマシン」も魅力的な存在である。
もしこれが19世紀末に修理されたら、どんな感じになるだろうかとも思う。コンピュータの代わりにバベッジの階差機関を使用し、蒸気タービンで動くのだろうか。
そんな事を考えながら、異星人が地球の飛行機に擬態した航空機で地球に来る話とか、地球にある部品で母星に帰る異星人の話がぼんやり、脳の片隅に出来ていたりする。
妄想だけだが。
追加
サンダーバード1号のモチーフになったのはEEライトニングなのかな。
現実っぼい機体の下にコバンザメみたいに本当の動力部分が下がっているってのはどうだろう。昔の水中モーターからの発想だが。
ゴテゴテにするのが流用パーツ利用時の王道だが、逆にツルツルにしちゃうのはどうだろう。『スター・ウォーズ』からの発想だが。
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