オモシロ社内報を作った人達はいまどこに
にったさんが、会社の社内報にオモシロ才能を発揮する(けど仕事に関してはごく普通)の人達の事を書いていた。
こういう人はあちこちに存在していた、あるいはいるのだと思う。以前私も中学の校内文集にオモシロ文章を書く人の事を書いた事があった。
これは個人的には雑誌の投稿コーナー(ジャンプ放送局的なもの)や、ラジオの深夜放送のハガキ職人の投稿に触れていた事で、そういう才能が備わったのかもしれないと思っている。
で、自分もオモシロ社内報に出くわす事があった。出張先で見させてもらったのだが、生産管理部門のおじさんの紹介写真を、当時のソ連のゴルバチョフ書記長の写真に入れ替え、下の方に「写真が入れ違っていました」と書いていたのであった。
これを書いた人に会ったが、仕事に関しては良くも悪くもなく、実に普通の感じだった。オタクでもなかった。っていうか、今とは「オタク」の指す範囲が違う時代だが。
ただ、仕事が終わった時に今で言う「陽キャ」(当時は何と言っただろう、「ひょーきん」とは言わなくなっていた気がする)的なノリになって、映画「私をスキーに連れてって」の事を語っていたのは覚えている。
映画というと、取引先の社内報に「今年は2001年です、2001年といえば『2001年宇宙の旅』です」との書き出しで内容を紹介するのだが、読んでみると全く違うもっと昔の映画、メリエスの「月世界旅行」の内容を書いている人がいて、多分分かった上でボケてるんだろうなあとは思うんだが、非常にシュールに感じたものだった。
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