カッコいいとはこういう事か?
普段、私は特定のテレビ番組しか観ない。それ以外はだいたいオヤジがゴルフ番組とかを観ている。
BSだと年寄り向けの「安い保険に入れ」、「土地を担保に借金しろ」、「朝鮮人参を買え」、「山歩きをしろ」、「庭のある家を買って庭木の手入れをしろ」等が多くてイヤになる。その昔は、もっとワクワクするCMがあったはずである。
題材がグルコサミンだろうが、コンドロイチンだろうが、CM自体ワクワクする方が絶対老化対策にも良いと思うのである。
たまにポカリスエットとか、興味深いCMもあるのだが。
そんな中、丁度「モデルアート」誌と「モデルグラフィックス」誌の表紙が、色や名前は違うのだが偶然にも同じような形の飛行艇で重なった。
「モデルアート」の方はマッキM.33というイタリアの速度記録機。「モデルグラフィックス」の方は宮崎駿原作の「紅の豚」に登場する架空の機体「サボイアS-21」。宮崎氏のサボイアは実在したサボイアS-21ではなく、マッキM.33がモデルになっているので、両機は元をただせば同じものである。
このタイミングで私が知ったのが、このスズキ・ハスラーのCMである。
ここにも両雑誌の表紙になっている機体によく似た飛行艇が登場する。
(以下、YouTube画面のスクリーンショットより)
カッコいいとはこういう事である。
但しこのCM、ジブリ制作ではない。
実はこの機体、「紅の豚」のサボイアS-21とはよく似ているのだが、操縦席の位置、プロペラの向き等が異なる。
そう、あのサボイアは前側にプロペラが付いているのだが、こちらの機体では後ろ向きに付いているのである。
そして前側はフィオの席であって、操縦しているポルコの席ではない。
戦争のシーンで登場するマッキM.5に近いのかもしれない。
「紅の豚」のサボイアの機体下部は凹んでいるのが特徴だが、CMに登場する機体をアップにしてみても、同じかどうかは判明しなかった。
しかしながら、先に述べた特徴から判断するに、このCMの機体はポルコ艇とは別物なのであろう。
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