久々の台湾鐵牛車紀行 その3
忘れていたが2023年最後の写真はこれである。そして3日目、1月1日。
台北のパチンコ屋は一掃されたそうだが、地方に行くとまだある。
何となく寝て、旅社の部屋でパンで朝食。せっかく嘉義に泊まったので、阿里山鉄道の列車を撮ろうと思う。
朝に山に登る列車は1本から3本、まず北門車庫から嘉義駅に回送で向かい、そのまま、機関車が山下側に付いた状態で山に向かう。
時刻表を見たところ2本あるが、起きるのが遅かったので1本目は無理。2本目を撮ることにした。
実際にはスマホ動画からの取り出し。便利な時代になったものだ。コンデジが売れないはずだ。
まずは北門車庫からの回送。
そして山に向かう列車。行ってらっしゃ〜い。
嘉義駅に行こうとすると警報が鳴る。空耳ではなく、遮断機も降りる。慌てて撮影。
当然折り返してくるので、ガード下で撮影する。
この日は計3本が山に向かった事になる。
夜までに台北に着けばいいと、余裕を持ちすぎている。とりあえずこの日は西螺に行くのが目標である。
嘉義にはこんなものもある。
こういうの撮ったりもする。
最初、斗六に向かう。西螺へはここからがバスが一番多いはずだからである。しかし、少なくなってしまっている。仕方なく、次にバスが多そうな員林に向かう。
員林駅を出て左へ。この「パチソコ」の看板を曲がった所が員林客運のバスターミナルである。
しかし、セブンイレブンに食い物を買いに行っている間に、ネット上の時刻表にないバスを逃す痛恨のミス。
ゆっくり待つのも悪くはない。その次のバスは少々ガタが来たマイクロバスだった。これが飛ばす飛ばす。
で、西螺へ。目的はもちろん旧市街ではなく、果菜市場である。30分ぐらい歩く。他にルートはないものか。
前から通るたびに見かける、牽引フック付きの個体と再会。使っているのかな?
そしてこれまた馴染みの(?)、長物運搬タイプと再会。すっかり草に覆われている。
西螺果菜市場の鐵牛車は、今では電動車が主流である。普通のトラックと並ぶとサイズが分かる。
元祖というべきか、人力のものもある。
結構大きい。これはエンジン式か。
エンジン式は市場に入れず、周りに置かれている。
中国設計と思われる個体もいた。
これは東南アジアのものだろう。一時期タクシーを導入する計画があったようだ。
これは修理中か。
市場に入らないかたちでエンジン式の鐵牛車が使われているのが見られる。これが大量に走り回っていたのも過去の話か。
さて、すっかり遅くなってしまった。西螺からは台北への高速バスが便利だが、行ってしまった直後なので、嘉義行きの員林客運のバスに乗り、斗南火車駅で下車、台鐵に乗車、彰化、新烏日と乗り換えて高鐵で台北に向かう。高鐵はかなり混雑していた。
台北でのホテルは、台北の鉄道駅にも寧夏夜市にも近いという抜群の立地で、元は古そうだが部屋は改装されていて、今回の旅で一番良かった。
んで、ここに行かなきゃ旅は終わらないのである。
知らない間に写真付きメニューができていた。