テレビを前ほど観なくなっている自分
前に書いた「あの頃のテレビ」という話で言えば、旧ツイッターに上がった「#さよなら俺たちの松ちゃん」というタグは「言葉」としてすごく良いと思った。ダウンタウン松本が今後どうなるかは置いておいてだ。そして、本当のガチの松本信者というのはまだ残るとも思う。
ただ、他の人の発言にもあったが、今現在、少し前に松本の出ていた番組をどれだけ熱心に観ているかというと、考えてみれば確かに自分も観ていないなあと思うのだ。
既に夢中になったのは、昔の話になっていたと気付いたのだ。
例えば「ダウンタウンDX」は母が観ていたから一緒に観ていたのである(「リンカーン」なんかもそうだった)。「水ダウ」はヒロシの番組の裏なので、まず観ない。「つまみになる話」は仕事の帰りが遅くなった時ぐらいだ。金曜日はだいたい疲れているから早く寝たいし。
松本に関しては私の場合、「ガキの使い」の「◯◯な松本さんに質問です」とか、「一人ごっつ」のような大喜利的な状況における答えが好きだった。これは今も変わらない。
その「ガキの使い」も熱心に観ていたのは、「たま」の石川さん(チキチキたまのランニング)や宮地社長がゲストで出ていたような頃だし、「眠ってはいけない」も正月に旅行に出るようになってから観なくなってしまっていた。
一方で「ワイドナショー」におけるコメントについてはどうでもいい。
この「ワイドナショー」での松本のコメント、なぜかネットニュースでネタにされやすく、話題として回ってくる事が多かった。放送時間帯もあって観ている人も多かったようだし、炎上しやすい要素があるせいだろうか。
同じ芸人のコメントでも、「情報7daysニュースキャスター」でのビートたけしの発言とは、ちょっと扱いが異なる感じだった。
いや、ここまで書いていて、以前もこんな事を考えた覚えがあるなと思ったら、とんねるずの石橋が昔のキャラである保毛尾田保毛男を引っ張り出してきた時の騒動だった。
あの時も、私はとんねるずの番組を「コラとん」や「おかげです」の頃みたいに熱心には、観なくなっていたのに気付いたのだった。
おそらく「時代が変わった」んじゃなくて、あの頃「低俗だ」「悪趣味だ」って批判していたサヨクのジジババと同じ社会的立場に、今度は自分がなっただけなんだろう。
少し前にヒロシの熊本の番組での、ウエストランド井口との雑談で「この番組に松本さんが来たらどうだろう」という話が出ていた。
あまり人の目が来ないような番組で、焚き火を前に雑談する松本は観てみたい気がする。