アニメ思い出し語り 2 新オバケのQ太郎
オバケのQ太郎はどこかユルい感じが良い。Qちゃん自体ただの大飯食らいの居候だし。ドラえもんみたいにスゴい道具を持っている訳でもない。そもそも、この作品世界における「オバケ」って現実世界とかけはなれていておかしい。
最初のアニメ化はよく「頭のてっぺんに毛が三本」と「ぼくは飛べるんだ」を「だけど」で結ぶなとか言われるオープニング主題歌であったが観ていない。
三度目のアニメ化は観たけど、それはユルさが少し薄くなっていた気がした。それ以前のアニメ化と同じ原作の話が結構あるのにね。この時のだと、オバケの性別ってどうやって見分けるみたいな話の出てくるエピソードがあって、何となく好きだ。あと、「書類に目を通す」というギャグもあったな。
その前のアニメ化に当たるこの「新オバQ」は、自分が子供の頃によく再放送されていた。
オープニングテーマ(♪あのねQ太郎はね~)のQちゃん一座の芝居は覚えている。イントロは人魂(実はO次郎)を虫取り網で追いかけるQちゃん、このイントロ、いかにも「ドタバタが始まる」というわくわく感がいい。作曲は「大きい事はいい事だ」の山本直純。
歌は「声優本人が歌う」というパターン。オバQ役の堀絢子が歌う。「ヒロシのひとりキャンプのすすめ」でもインドアまゆたん氏が「声優本人が歌う事によるおかしさ」の話をしていたが、その時私が思い出したのが、この曲であった。本人が「だけどカッコいいつもりなんだってさ」は無いだろう。
歌の部分に入るとスタッフの名前が書かれた小道具(スタッフの紹介を兼ねている訳だからね)が落ちてきて、Qちゃん、邪魔そうに手に取って見ていたり、場面転換の途中でラーメン食ってる小池さんが映ったり。
あるアーティストがこれのアレンジバージョンを演っていたが、それがオリジナルだと語っていた人がいたのには困った。語るのはオリジナル知ってからで全然遅くないから、調べよう。
エンディングテーマの絵描き歌(♪葉っぱが一枚あったとさ~)もよく覚えている。絵描き歌なのに効果音が印象に残る。
エピソードはどうだったか、爆笑していたのは覚えているが、詳しい内容はどうも覚えていない。
公園の池をO次郎とボートで遊んでいたら、ドロンパの化けた踏切や新幹線が現れておかしくなってしまうとか。
あと、地下鉄を作る話もあった気がする。もちろん、ドラえもんみたいにスゴい道具を持っていないのにやってしまうのだが。なんか「線路を作る」とか言って針金を板きれに打ち付けていた気がする。
スタッフに南正時さんがいた。後の鉄道写真家でケイブンシャの大百科でおなじみの人である。
あとテレ朝版のドラえもんが始まった後に、「ドラQパーマン」っていうテレビスペシャルもあったな。
ただ、キャラの関係性は元の3作それぞれ違うので、これはどうかなと思ったものだった。
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