「高校生ジオラマコンテスト」をやれば良いんじゃね?
高校生向けの鉄道模型コンテストがいい具合に荒れているようだ。
本来は鉄道が好きな子がやるんだろうが、題材として美術・造形系の部活動に都合が良かったのか、「鉄道とかよく知らないけれど、情景の見せ方や対比させるフィギュア(人形)の使い方が上手い子の活躍の場となり、学校自体の宣伝にもなる」という事らしい。
結果(鉄道と関係ない所で芸術的実力が見えてしまうので)鉄道が好きな子には「面白くない」という事のようだ。
線路さえあれば鉄道模型なのか、動かなくて良いのか、そもそも鉄道模型のレイアウトって競うのが正しいのか(『ドラえもん』じゃないんだから)など、難しい問題であるが。
この辺はまあ「部活動対抗」と考えると当然の帰結であり、そのうち部員の引き抜きや、「レール磨き百回」などの根性論も出てくるかもしれない。
その一方で(商業イベントなのに)運営がグダグダという問題も出ているようだ。今年など、当日になって運営のSNSが変更になったりしているらしい。
こういう問題って(名目上だけでも)「アマチュアから話が出てきて立ち上がった」、「生徒の間で盛り上がって組織ができた」だったらまあ「仕方ねぇな」で済む問題なんだが、(ねぇ、同人誌イベントなんてそうだし)、どうもそうではなさそうなのである。
「企業がやっているんだけど、ノウハウのあるイベント屋に任せない」という事のような……内部で何が起きているかは知る由もないが。
それだったら模型全体、ノンジャンルで「高校生ジオラマコンテスト」をやったらどうだろう。
ミリタリーもファンタジーも歴史も特撮もアニメも全部アリで。
高校野球と言えば甲子園だが、静岡でこういうイベントを開いて、情景作成を目指す高校生が「目標はツインメッセです」と言ったりする日が来るのは面白そうである。
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