Fキャラ女子は結構大胆? その1
『キテレツ大百科』に『海底の五億円』というエピソードがある。
この話はキテレツと(毎度の)コロ助とのやり取りがおかしいのと、「五億円」の正体がそれか! って所がなかなか興味深いんだけど、ずいぶん前に会った古い友人に「みよちゃんがかなり大胆」と言われていたのを思い出した。(この時、別の作品の別のキャラの話も出たんだが、それは別の機会に)
この回、みよちゃんに珍しい水着回だったんだが。
この辺のコマの流れが該当するらしい。
自分は見ていて、服の下に水着を着ていたんじゃないの? と思ったんだけど(その方がテンポもいい)、その前にこんな場面があるのだ。
みよちゃんがバッグから水着を取り出してる。って事は、やっぱりキテレツの前で着替えたのか?
同じような場面が『ミラ・クル・1』にもあった。『ミラ・クル・1』は『パーマン』や『T・Pぼん』程にはガチガチの決まりはない「正義のみかた」であり、いくらでも面白くなりそうだったのだが、休止になってしまった。
未来(男の子)、くるみ(女の子)、ワン(意思を持った地下の宇宙船が犬を動かしている)の3人が乗っているのは「反重力ボード」。この作品が描かれたのは1979年で、1982年のアニメ『科学救助隊テクノボイジャー』に出てくる「リニア・サーフボード」や、1989年の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー パート2』の「ホバーボード」より前である。
(F先生自身は1980年初出の『ニューイヤー星調査行』でも登場させている)
SFの世界には、こういう乗り物はもっと前からあるんだろうと推測される。
で、この『無人島で海水浴』は本人達も知らぬ間に悪人をこらしめる話である。
そこに出てくるのがこんな場面で、やっぱりテンポを考えると、くるみさんは服の下に水着を着ていたんだろうなと思うのだが、しかし、その前にこんなシーンがある。
くるみさんがバッグ(恐らく水着が入っている)を持っている。
重力で光がねじ曲げられボード上の人物が目撃されないという原理を説明するのだが、分かってもらえず、ワンが「第四の壁」に向かって嘆く。
それはそれとして、くるみさんは普通の(水着じゃない)パンツを履いている。
やっぱり先のシーンは、未来の前で着替えたのか?
後日のシーン、ボード上でひざを曲げているくるみさんはスピード感の表現である。パンツ履いているが、この時も後で水着姿になっている。
テンポ優先させると、結果として大胆になるのかな。
つづく(つづかなかったりして)