ドラえもん「のび太の模型鉄道」から
ドラえもんの「のび太の模型鉄道」は、タイトル通り鉄道模型、Nゲージ回である。
ちなみに、「ドラえもん」に最初に鉄道模型が出てくるのは「サンタえんとつ」の回で、ドイツ国鉄のE103をもらっている(この間見直したら違っていた、これは別の回か)。南正時さん(「新オバケのQ太郎」の頃はアニメーター。後に鉄道写真家になる)の写真の影響から西ヨーロッパの鉄道に興味を持った少年も結構いたものである。
F先生がドイツ形の鉄道模型をやっていたってのは結構知られた話である。
最初のセットとしてEF81と24系ブルートレインとはいやらし……いや、うらやましいやつめ。スターターセットに多分ブルートレインは無いだろうから、選んだおじさんのセンスだよな。
この300番台って確かに人気だったけど、当時は下関と門司の間でしか使われてなかったんだよな。
注目の部分として、現在製品として見かけないけれど、何か使いやすそうな2階立ての商店が出てくる。こういう、自宅部分から店舗が出っ張った建物って、昭和の頃によくあるよね。
(これは津川洋行から出ていた製品と判明)
のび太、その店の前に狭くてもいいから道路を作るとリアルだぞ。
いや、商店は駅前に固めた方がいいかな。
で、これってF先生がプラン集から拾ったと思うんだけど、なかなかバカにできなくて、分岐を2つ設けている。
こうすると2列車を載せたまま、入れ代わりで運転できる。もう1つ、パワーパック(コントローラーね)側に延びている線路は、そのまま延長に対応できる。
まあ、見せびらかしたい気持ちは分かるんだけど、当然……
スネ夫に、それを上回るレイアウトを見せられる展開になる。そうこなくっちゃ、スネちゃま。
背景板は夏の景色。灯台は自作(スネ吉兄さんかな)。テーブルの上に載せて目線に近くする(線路際で見ているように実感的になる)。駅は2つある。
等々、なかなかのプラン。
机の上に置いてあるのはパンタグラフがあるから多分動力車、ちょっと動きが悪くて、油を差そうという所なのかな。
と考えると、横にあるのは多分ユニクリーンオイル。注ぎ口を長いタイプに交換して、使いやすくしているように見える。慣れないとドバッと出ちゃうんだよな。
(全て勝手な想像です)
内容としては、「結局レイアウトは面積かよ」って感じの展開になってしまうんだけど、ドラえもん、のび太の2人だけで、博物館にあるようなレイアウトを作り上げるのは見事だよね。