追悼ノストラダムス

 五島勉が死んだそうだ。90歳だとか。まあ悪人には違いない奴で、冥福は絶対に祈りたくない。地獄の業火で焼かれるがいい。

 自分たちより少し下の世代だと、そこそこ評価があるようだ。ただそれはやはり、そこに「突っ込み」を入れる文化が生まれたあとだからなのではないだろうか。

 私は実際の所、五島勉のノストラダムス解釈は信じなかった。バカバカしい。焼かれようが殺されようが絶滅しないから人類は忌まわしいのである。
 五島勉のノストラダムス解釈を信じないという理由でバカな先輩から殴られたこともある。この先輩は「恐怖の大魔王」とか普通に言っていたし(大魔王とかいうと、途端に嘘が嫌いで涙にもろいイメージになる)、他にも人がオカルトの話をしていると首を突っ込んできてインドとインカをごっちゃに語ったりと、どうしようもなかった。が、なぜか世間の評価は高かった。
 まあ、バカな先輩もいるもので、それだけ五島勉には影響力があったのである。

 人を不安にした方が儲かるというのは多くの人が認識しているし、そういう奴は沢山いるが、まあ、五島勉はその中の1人だった。やってはいけない反面教師である。

 今後とも、オカルトを出汁に不安商法をする奴は許さない所存である。

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