続アコモ改良車
アコモ改良車は結局72・73型だけで終わった訳だが、考えようによっては機器流用である717系、413系もその発想は同じようなものと言えなくもないと思う。
発生した余剰の急行電車に両開き2扉の新しい車体を載せた訳である。
特に興味深いのは九州向けにあった900番台で、急行型の車体中央部に両開き扉を追加して3扉としている。まるで旧型国電のサロを格下げした時に使った手法のようだ。
その割には新型国電のサロの格下げは少ない。急行型サロに運転台を付けてクハにしたのがあったけど。
急行型を車体はそのまま(車内は多少変更して)普通列車に投入したのもあったが、車体を新たに作る事が最善だったかどうかは素人にはよくわからない。
ただ、717系も確かにもっと古い車両より先に廃車になってはいるが、20年以上は使用されたはずなので、「もったいない」というのは当たらないと思う。
その後作られた軽量ステンレスの719系も機器流用だが、こちらも廃車が出ている。確かに他で使うとなると下回りをかなり取り換えなくてはならないと思うが、時の流れを感じる。
同じ機器流用でも鋼製直流向けの107系は一部が上信電鉄で使われているのと比較すると、やはり寂しい。
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