ヒロシのぼっちキャンプから色々
ヒロシのぼっちキャンプは今も相変わらず、地方のスーパーに売っている食材や、マニアックな古い物の店の情報もあり、再放送含めてなかなか見逃せない番組である。
6月に放送された佐賀に行った回は、よっぽど気に入ったのか、自分も画面撮りまでしていた。
唐津は去年行ったばかりなのだが、見逃していた呼子の町が楽しい。イカだけでは無いのだ。
次回行くときは魚コロッケは外せないな。
肝心のキャンプ場の雰囲気も良かった。
釣りもできるし、趣のある小屋もある。これは泊まりのキャンプじゃなくても楽しめそうだが。
ジャンルとしては「オーナーが1人で築き上げた系」になりそうだ。そういうジャンルがあるのかは別として。
最新の回では群馬県の安中にあるキャンプ場に行った。
暑いので涼しいキャンプ場を選んだとの事で、ヒロシは目の前にある山の上のキャンプ場だと良いと言う。
この辺りは妙義山はじめ、特徴的な岩山が結構ある。調べていくと「ブラタモリ」的な発見もあるだろう。
突然ヒロシは「酒、米、なんじゃい」と言う。「南蛇井」というのは地名である。
「佐藤商店」、「コクヤ」とも言う。佐藤商店は道路の左、コクヤは道路の右にある店だった。
どうやらコクヤが気に入ったらしく、連呼している。
店の人はヒロシには目も止めず、
「ブロッコリーはね、同じだよ」
と言っているし、
「アンパンマン出た」
という子供の声も聞こえる。
「豆腐」「豆乳」「厚揚げ」「プリン ヨーグルト」と、書かれた文字が並んでいるが、1つだけ違うジャンルである。
妙義ホルモンともやしを並べて売っているのを買う。そして鯖の文化干しなるものも。
ご自由にお持ちくださいと書いて置いてあった、椎名誠の古本やトンガリキッズのCDをもらってくる。
キャンプ場入口では、中の芝生が見え、野鳥の紹介の看板があった事もあり、「遊園地みたい」という発言もある。
いつもは渓流の近くだが、ヤマビルがいるという事もあって、芝生サイトに向かう。
「焚き火シートを使います」
と言うが、言い方がインスタントジョンソンのスギ。と一緒に出る時のものに似ている。
その辺に白樺など趣きのある薪が白々しく放置されている。これを使って良いのか管理棟に聞きに行く。この回では管理棟が活用される。
無料の焚き付け用の木端もある。アイスを選び始めるが、小学校の頃の思い出のあるレディボーデンを置いておいて、ミカドコーヒーモナカアイスを選ぶ。そして火で炙るタイプのポップコーンも買う。
もはやブッシュクラフトとは程遠く、焚き火でポップコーンをやるが、火にかけたポップコーンが弾けるたびに、「はい!」「はい!」「はいはい!」と言うヒロシ。
特に「ポップポップ!」の声と弾ける音の場面で、ヒロシを映さず後ろにある森を映す所がイイ。
「雨が降ってきたのでテントを立てるけれど、立て終わる頃には雨は止んでいる」と、ヒロシは昔のネタのような事を言う。
夜の場面ではもやしホルモンと焼き鯖を作る。
この辺りも良いのだが、一番楽しかったのは管理棟で買ってきた光るブレスレット。
ヒロシいわく、
「目がチカチカする」
との事で、当然料理には合わない。
しかし、こういう場面、熊本の番組でウエストランドの河本太が、使えるんだか使えないんだか微妙な、やたら派手に光るグッズを紹介していた時のテイストに、そっくりである。
これは、熊本の番組でぼっちキャンプのパクり企画をやったので、その逆に熊本の番組の要素を取り入れた結果かもしれない。
翌日、うまい具合に霧が晴れると、岩山はすぐ近くにそびえ立っているのが分かる。その向こうに雲がある。この辺の映像のインサートも上手い。
もう1つコーヒーモナカアイスを買ってきて鍋(この番組の実況勢には韓国製トルコ鍋と呼ばれる)に入れ、あんみつを上から載せる。
まだ暑いがトンボが飛んでいて、秋の訪れを告げている。
自分は途中で寝てしまったのだが、本放送ではエンディングでベートーベンの「悲愴」が流れたそうだ。