アニメ思い出し語り 3 ゼンダマンとオタスケマン
タイムボカンシリーズも3作目ともなると離れる子供は離れるし、逆に「タイムボカンシリーズマニア」も出てくるんじゃないかと思う。
私は一旦離れたのだが、後で再放送で観て、結構面白いじゃないかと感じた。
ゼンダマンは鉄道モチーフを取り入れた作品で、SLメカのゼンダライオンには「B4416」のプレートがあった。「ししのじゅうろく」という意味らしい。
この作品ではマスコットキャラ(?)のおだてブタまで腕木信号機に登っていた。
オープニングテーマはなかなかカッコいい。挿入歌でタイムトンネル移動中にかかるゼンダライオンをテーマにしたちょっとおかしみのある曲があるのだが、「スタジオに来ていた声優さんの家族」に歌わせた回もあった。
スタッフを使った遊びで「オシイ星人」が登場したのはこの頃だったと思う。押井さんという演出の若手のスタッフがいて、「押井くん、もうちょっとなんだよ」と言われていたんだとか。
このシリーズ、前作のヤッターマンでドロンジョ様のおっぱいポロリが結構あったが、この作品のムージョ様にもあったし、ゲストキャラの羽衣天女にもあった。
印象的な挿入歌があって、「♪あーしーた はれたーら じーてんしゃまわしー」という歌詞だった。ムージョが歌い、フランケンシュタインの怪物を騙した事もあったな。
毎回何らかの元ネタ(歴史的な人物のパロディとか創作とか)の世界に向かうのだが、一度はタイムトンネルの中の駅というものもあった。車庫の中にさらわれて来た人を元の世界に還す各方面に向かう列車があったという不思議なオチだった。
これの次回作が「タイムパトロール隊オタスケマン」で、オープニングテーマは「♪キラキラキラキラ スタースター」振り付けが入っていて少し笑える感じだ。
出撃シーンの挿入歌「進め!タイムパトロール隊」はカッコいい挿入歌で、同じ組織にいる敵オジャママン(観ている方には丸分かり)がアンドロメダマ号で先に出発したりする。「お前の敵は目の前だ」の歌詞の所ではこれが活かされる。
オタスケマンは多くのメカを持っており、オタスケキンタは金太郎型ロボ(熊ロボットまで連れている)で、背中のマサカリを回転させて飛行できる。なぜかメガネをしている。オタスケウータンはどんな苦しい目に遭ってもニコニコした表情を変えなかった。
本編修了後のミニコーナーという試みもあり、トミーヤマ(声優の富山敬のキャラ化)が仕切っていた。
記憶に残っているエピソードは劇中で設定された時代より未来の歴史改変を防ぐ話で、オジャママンのメカはどこに隠していたんだという巨大なプロペラ多発機「軍艦鳥メカアルバトロス」なぜ軍艦鳥なのに「アルバトロス」(別の種類の鳥)かというとルパン三世「死の翼アルバトロス」(及び未来少年コナン「ギガントの最後」)のパロディになっているからのなのだった。
どちらも宮崎駿が関わっている作品である。
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