クラウンモデルの挑戦
2024年の静岡ホビーショーが開催された。
5月11日は一般公開という事で、自分も行ってきた。実は去年は事前登録が規定数に達してしまっていて、行けなかったのである。
今回1番驚いたのは、ハセガワでもタミヤでもない、クラウンモデルというメーカーである。
クラウンモデルというと、相当昔にはプラモデルも製造していたけれど、大方の人にはモデルガンのメーカーという認識である。自分もそうだ。
しかし、そのクラウンモデルが再びプラモデルメーカーに挑戦するというのだ。
ただ、クラウンモデルというと、自分のおぼろげな記憶では、「なんだかパチモンっぽい感じのメカを出していた」という印象であった。スター・ウォーズっぽい宇宙戦闘機とかね。
プラモデルメーカーとして復活するクラウンモデルの製品とは、どのようなものが計画されているのか?
空飛ぶ円盤である! ジャジャジャーン。しかし、グレイタイプ宇宙人が、こんな乗り物に乗っていた記録はない。まあ、そこが良いとも言えるのだが。
草原に着陸する円盤。はるかな宇宙からやって来るにしては小さすぎないか? そして、タコ型である。
んで、円盤と言えば牛。なのか? 牛をさらうにしては、やっぱり小さすぎないかと思う。
さらに、クラウンモデルの挑戦はこれだけではない。
「宇宙パトロール オリエントスター」である。
その昔、「サンダーバード」や「0テスター」、あるいは「宇宙戦艦ヤマト」、「科学忍者隊ガッチャマン」等が流行った頃に、どこかから出ていたプラモデルという感じである。
その「どこか」の中に入っていたはずのアオシマも有井(現マイクロエース)も童友社も、オリジナルの怪しげなメカは出さなくなって久しい。ちなみに東京マルイもこのカテゴリーに入っていたはずだ。
そういうのは、「コレジャナイロボ」的な、ギャグ的な方向のモノだけだろう。
(アオシマは「合体ムサシ」を出していたから、オリジナルから離れた訳では無い)
そりゃそうなるわなとも思うが。
多分1980年代ぐらいを念頭に置いているのだろう。設定はどこまで作り込むのか、受け手に任せるのか、プラモデル自体はどれぐらいのパーツで構成されるのか、とても楽しみである。
この他、写真は撮らなかったが、曲者(KUSEMONO)という、変形するカエル型ロボも出るらしい。印象としてはタイムボカンシリーズや、「コミカルなマスコットロボがスーパーロボットに変形」なアニメという感じであった。
これらがどこまで具体化するのか、行く末を見守りたいと思う。