演歌のあぜ道
浮世舞台のあぜ道は 見事なセットが組まれてる
一節うなって木梨がゆけば タライが落ちるし地面が陥没
タライに負けずに歩いてみても オチでは橋から水にドボン
歌っちゃならないも一度と 歌えばたちまち落ちてくる
居酒屋セットに逃げ込むが ほっとひと息つく暇もなく 落ちるタライのシルエット
カメラワークもお見事に 流れるマンボのNo.5
「そうそう、こういうのがいいんだよ」
「とんねるずのみなさんのおかげです」でのコント「演歌のあぜ道」はこんな感じで木梨憲武扮するジョージ山本、サブ北島、ひろし5木といった歌手が登場した。
こういうかたちならば、普段聴かない演歌も聴くもので、自分が「函館の女」のイントロは演歌と違うなと思うのは、この辺りからきている。
パロディに関して言えば、本物のサブちゃんもCMで「♪は〜るばる来たぜメキシコ〜」とか「♪鮭茶漬けだよ〜」なんて言っていたものである。
既にとんねるずはムード歌謡「雨の西麻布」をリリース(リリーズではない)していたが、このあと別の番組の企画で、北島三郎プロデュース、山本譲二とのデュオを結成するまでになった。
父は「ノリタケのパートはきれいに高音が出せないと難しい」と言っていた。
木梨はこのシリーズの後、堺正章の「さらば恋人」を歌い、「外へ飛び出した」の所でドアを開けて水に落ち、「悪いのは僕の方さ池じゃない」と締めるコントもやっていた。
自分はこの「後遺症」で「演歌の花道」の番組CMを観ても、笑いが止まらなくなってしまった。
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