【創作論】パラダイムにおける「切欠」と「試練」と「危機」の見分け方

ある程度パラダイムを理解してる前提

起承転結で言うと、起が切欠、承が試練、転が危機となる場合が多い。

単純な1セットで順番通りのパラダイムなら、見分けるまでも無い。

だが、長編だったり連載だったりすると、切欠も試練も危機も、何度となく物語の中で登場する。

その際、困るのが、これらの見分け方だ。

いや、その前に、これらが見分けられると、何か良い事があるのか、だろう。

これらを識別出来ると、要素としての過剰や不足が分かり、前後の流れが客観的に見て正常か異常かが分かり、全体で見た時にバランスが取れているか否かが分かり、他にも実に様々な事が分かる様になる。

それらが分かると言う事は、どうすれば物語をより面白く出来るか、仮説を立てやすくなると言う事である。

では、これらは、どう見分ければ良いだろうか?

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