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お願いごとはソフトにね!

「物語と漫画と」の新保です。おはようございます。
今朝は漫画のことを書きますね。

このルールだけは絶対に守ってほしい。そういうの、ありますよね?
子供時代なら「廊下を走るな」、社会人なら「経費精算伝票は第2営業日の午前中までに提出厳守」とかです。
この例に限らず、毎日私たちは誰かに、できればお願いしたいこと、気持ち良くすごすために強制しにくいこと、など、いろんなお願いごと・頼みごとがあります。

お願いごとを聞いてもらう1つの方法に笑顔でお願いするというのがあります。怖い顔をした人から、まるで命令されるように頼まれるより、笑顔の人にあなたにしかお願いできなくてと頼まれるのでは、よほど特殊な趣味の方でない限り後者のほうが気持ちよく協力できるというもの。
僕が企業の方に向けて漫画活用を提案しているのは、こういうシーンが多かったりします。

たとえば・・・
外部から能力の高い人を採用したいので従業員に「知り合いを紹介してください」とお願いしたい人事部。(リファラル採用ですね)
これ、人事部長の名前が書かれた社内文書で従業員に一斉メールをしても「そうなのか、会社のため、人事部長のために紹介しよう!」とはまず思いません。「紹介? そんなことしても評価は変わらない。ただでさえ忙しいのにどうして私が?」と思われるかもしれません。
でも、これならどうでしょう?
ある日、人事部の同期がやってきて、親しく近況を話し合いました。その会話の中で「うちの会社の業界って技術の進化が速いけど◯◯はどうやってスキルを吸収してるの?」「へえー、その手があったんだ、すごいね!」などと話す中で「◯◯の知り合いで▲▲のスキルに強い人いないかな? 最近うちに▲▲の相談が増えたんだけど現場でできる人が少なくて困ってるんだよね」。
こんな会話をしたあとならどうでしょう? 人事部長の文書との違いは「頼み方」だけです。
きっと頼まれたほうの気持ちの変容は相当違いますよね?
このコミュニケーションの工夫の1つが漫画の活用です。
実際、人事部のメンバーが社員に協力をお願いして歩くにも限度があります。(いまはリモートワークが増えたので個別のお願いはしやすくなったにしても)従業員数が1000人を越えたら顔と名前が一致するかさえ怪しいもの。
そんな大企業の従業員特有の、社内へのお願いごと、気持ちよく行動してもらいたいルールの浸透に漫画を使ったコミュニケーションが効果的ですとお話ししています。

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