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テーマづくり:幻の世界

現在、私が自分だけのジャンルとして開拓していこうとしているものは「ホラー+ミステリー+トラウマ」。
それに色々な要素を付け加えていくことによって、物語の幅を作っていく。

次に考えているのは「ホラー+ミステリー+トラウマ」に「愛」という要素を付け加えるもの。
できればハッピーエンドの物語を書きたい。

例えば、何かの危機(ホラー+ミステリー)によって、ある男女の愛が危機にさらされる。
その危機を乗り越えられるのかどうか。
あるいは、その「ホラー+ミステリー」という枠組みの中で主人公が、ある女性に出会う。
彼女は何者なのか。そのような形で物語世界を構築していくというのもありかもしれない。

ある変わった場面で、主人公は一人の女性と出会う。
彼女は誰なのか。
その不思議な雰囲気に惹かれていく。

そんな中、送り先に全く見覚えのないアドレスから次のようなメッセージが届く。
「あの女と絶対に話すな」

その女性は何者だったのか。
そしてそのメッセージを送ってきた者は誰だったのか。
そしてなぜ「あの女と絶対に話すな」と主人公に伝えたのか。

設定としては面白そう。
ただ、その結末をハッピーエンドで終わらせるのは、中々至難の業な気がする。

例えば、その女性とは幻であり、主人公はその幻に取り込まれて、いもしない女性を見ていた。
自分の理想の相手だと信じていた女性が幻だと知り、絶望する。
「たとえ幻だとしても、彼女と一緒にいたかった」
「たとえ幻だとしても、彼女と一緒に話をしたかった」
「たとえ幻だとしても、彼女と一緒に笑い合いたかった」

そこで起こった一つの奇跡。
あるいは、そこで一つの選択を迫られる。

幻の世界に取り込まれて、彼女といつまでも一緒に居続ける。
彼女の記憶を失い、彼女と出会う前の日常に戻る。

主人公はどちらを選択するのか。
主人公は一つの選択をする。

主人公は彼女と一緒に暮らす。
だけど現実世界では、主人公は脳死状態でベッドの上で眠り続けていた。

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