現役Webライターから学ぶ「専門分野」の作り方
Webライターをはじめる人も増え、ChatGPTなどのAIツールが次々と話題になる中、ライターとしてどうキャリアを描いていけばいいのだろうと頭を悩ませていませんか?
その答えのひとつが、専門性を磨くこと。
なぜなら、専門性は武器になるからです。調べて分かる知識で書く文章なら、あなたじゃなくても書けます。これからはAIツールが担うようになるでしょう。
専門性を持つと、調べただけでは書けないネタを思いついたり、表現方法が変わったりします。「なんでも書きます」というライターよりも専門性を持つライターが選ばれるのは、文章の仕上がりに差がつくからです。
専門分野を作って、「あなたに書いてほしい」と言われるライターになりましょう。
専門分野を確立するメリットって?
専門分野を持つことで得られるメリットは4つあります。
【差別化しやすい】
「私は〇〇の専門ライターです」と名乗ることで、他のライターとは違うことを一瞬でアピールできます。ライターを探すクライアントの目にとまり、覚えてもらいやすくなるでしょう。
【競合優位性を発揮】
専門分野があると、他のライターよりも有利な立場になれます。冒頭でお伝えしたように選ばれる理由ができるからです。
【案件の獲得】
選ばれるライターになれれば、案件を獲得するのも容易になります。自らアクションを起こさなくても、執筆の依頼を受ける機会も増えるように。
【単価アップ】
専門性が高くなればなるほど、単価は上がります。書ける人が少なくなるからです。また、名指しで執筆の依頼が入るようになると、単価交渉もしやすくなります。
専門分野で活躍するものかき大学生を紹介
専門性を持って活躍する姿がイメージできると、目指すべき姿がより明確になって歩みやすくなります。専門分野を武器に唯一無二のライターとして活躍しているものかき大学の生徒6人を紹介しましょう。
SDGs×教育ライター マミさん
元小学校教諭のマミさん。退職後に出会ったサステナブルライフを主婦目線で探求し、SDGsや働き方について発信するように。「ふだん使いのSDGs」を切り口に電子書籍を3冊出版し、サスティナビリティに関連する記事を多数メディアで執筆しています。また、前職の経験を生かして教育系の記事を書くことも。
サステナブルなセルフマネジメントで自分を大切にするためのスキルを学ぶオンライン講座を開講するなど、活動の場を増やしています。
インド研究家×ライター あぬさん
社会人になってから訪れて約2年滞在したインドに情熱を燃やす、あぬさん。帰国後にライティングを学び、インドでの体験をもとにした2冊の電子書籍がダブルベストセラーを達成しました。インドに関する記事を執筆するかたわら取材のスキルを磨き、多数メディアでインタビュー記事も手がけるように。書いた記事は継続してYahoo!ニュースに掲載されています。
ボリウッドダンスや刺繍など、インド文化を楽しむ発信でも注目のライターです。
薬剤師&薬機法管理者&ライター ゆまっちさん
薬剤師のゆまっちさん。副業をはじめるもうまくいかずに悩んでいた時に「薬機法に特化したライター」の存在を知りました。ライティングのスキルを磨いて薬機法についての電子書籍を出版し、見事ベストセラー1位を獲得。化粧品ショップやエステサロンから薬事法チェックの依頼を受けたり、薬機法セミナー講師を務めたりと資格を活かした仕事が次々と舞い込むように。
現在、AIツールの新サービス「機械良文」の公式アンバサダーとしても活動をしています。
美容×セールスライター しゃけさん
美容セールスライターとして活躍中のしゃけさん。自身のブログ運営を経て記事LPに挑戦したのがきっかけで、セールスライターへの道が開きました。大好きな美容を専門とするため薬機法を学び、「薬機法に強い美容ライター」として実績を積んでいきます。正しい知識を持ってライティングがしたいと日本化粧品検定1級も取得。楽しみながら広告制作に向き合い、クライアントから絶大な信頼を寄せられるライターです。
障害児ママライター べっこうあめアマミさん
専業主婦からライターの道に進んだ、べっこうあめアマミさん。障害児の息子ときょうだい児の娘を育てる母として悩んだ経験をもとに書き上げた障害児のママのための電子書籍は、3冊連続でAmazonランキング1位を獲得しました。仕事の幅を広げるためにイラストの勉強もはじめ、現在は複数の大手メディアで執筆をするように。育児や発達障害に関するメディアでイラスト付きの記事やコラムの連載を手がけています。
note×SNSマーケティング アサヒさん
「あなたのnoteを育てる人」として活動するアサヒさん。ライター活動をするかたわらnoteの投稿をはじめるも読んでもらえず、noteを猛勉強。note再開後65日で10万PVを達成し、note専門ライターとして活動を開始しました。自身のnote記事も1,000以上のスキを超える人気コンテンツに育ち、有名企業からnoteの運用を請け負うまでに。法人4社の公式noteを運用するほか、SNSライティング講師としても活躍しています。
あなたの専門性を見つけよう
「専門性を持つのがいいのはわかったけれど、自分には特化できる強みはない」
これ、本当によく聞くお悩みです。でも大丈夫。安心してください。どんな人にも必ず専門分野にしていける強みはあります。まだ自分で見つけられていないだけです。
あなたが持っている専門性は、スキル、能力、特性の3つに注目すると見つかります。それぞれを洗い出して、専門性を可視化していきましょう。
【スキル】
今までの経験を通して身に着けたものが、あなたのスキルです。訓練や教育によってできるようになったことはなんですか?
社会人経験がある場合は、職種に紐づけて考えるとわかりやすいです。たとえば元小学校教諭のマミさんは、子どもが理解しやすいように教えるスキルを生かして教育系の記事を執筆しています。
職種だけでなく、好きな事や興味のあることでもかまいません。美容セールスライターのしゃけさんや、インド研究家ライターのあぬさんは、好きなものをとことん追求できるスキルで活躍しています。
【能力】
成果を出すために発揮する力が能力です。今までの成功体験を思い出してください。そのとき、どんな能力を使っていましたか?
行動力、判断力、表現力など、ものごとを成功に導いた力を分析してみましょう。
成功体験がなかなか思い出せない人は、ブレインダンプという手法が有効です。
頭で考えているだけだと思考が流れていってしまいますが、紙に書き出すことで目からの情報も入り記憶が呼び起こしやすくなります。
成功体験に使った能力の中で何度も出てくるものがあったら、それが専門性に特化していきやすいあなたの力です。
【特性】
特性は、もともと自分に備わっている性質のこと。先天的に持っているもので、変化することはあまりありません。
特性を見つけるには、診断テストを受けるのが近道です。当たり前に備わっているものなので、自分で気づくのが難しいからです。
さまざまな診断テストがあり、有名なものにGALLUP(ギャラップ)社が提供しているクリフトンストレングス(ストレングスファインダー)があります。たとえば戦略性の資質が強い人はマーケティングや広告のライティングが向いているかも...など、特性を生かした専門性を考えていくとよいでしょう。
弱みしか見つからない時は...?
弱みならすぐに浮かぶんだけど...、という人に知ってほしいことがあります。それは、弱みは強みに変わるということ。
障害児ママライターのべっこうあめアマミさんを例にしてみます。「障害児」や「ママ」は、一見すると強みとは感じられないものかもしれません。ですが、当事者だからこそ書けるものがある。
専門分野として執筆の場をどんどん増やしていくには、弱みと思えることを押し出していくのも有効です。
専門性を持つライターを目指すなら
これからどんな専門性で特化していこうか、あなたの未来をイメージできたでしょうか。
すぐに「これだ!」というものが見つからなくても、執筆や発信を続けていく中で軸が定まってくることもあります。
ものかき大学の講義は、自分の強みを見つけるところからスタートします。ライティングのスキルを身に着けることも大事ですが、ライターとして成功していくためには専門分野を持つことが近道だと考えているからです。
自分の専門性を見つけて活躍していきたいと思ったら、まずは無料相談会をのぞいてみてください。この記事では紹介しきれなかった生徒たちの成功事例も盛りだくさんの内容です。
きっとあなたの専門分野が見つかり、依頼の絶えないライターへの道が開けるでしょう。
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