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文章のズレを解消!言いたいことをビシッと伝える7つのライティングテクニック

「書いているうちに、話がどんどんズレてしまう」
「気がついたら、はじめとおわりで言っていることが違っていた」
「言いたいことを全部入れたら、なんかスッキリまとまらない」

一生懸命に取り組んだのに、書きあがってがっかりすることはありませんか。

どうやったらズレずに伝わる文章が書けるのだろう。今回は、そんな悩みを解決する7つのテクニックをお伝えします。

言いたいことがビシッと伝わる文章が書けたら、書くのがますます楽しくなりますよ。


ズレるって悪いこと?

言いたいことをしっかり伝えるテクニックの前に、少しだけ「ズレる」について考えてみましょう。

実は、いつもどんなときでもズレずに文章を書くのはプロのライターでも難しいことです。ライターを10年、20年やっていても、書いているうちに話が広がっていってズレたりブレたりすることはあります。

さらに驚くことに、ズレたことによって予想以上に読者に刺さる文章になることもあります。書いているうちに話が深くなり、より魅力的な文章になるケースです。

また、書きながら思いついたアイデアが次の文章の元になることもあります。書きながら思考が深まったことで、新たな視点を持てるようになるからです。

ズレるのは悪いことではありません。しかし、ズレて話が伝わらなくなってしまうのは困りもの。これからお伝えするテクニックを使って、ズレすぎを防止し、ズレを味方につけていってください。

きちんと伝える7つのテクニック

1.伝えたいことを決めておく

書いているうちに内容がズレるのを防ぐには、「いちばん伝えたいこと」をあらかじめ決めるのが重要です。これを決めずに書き始めると、話が脱線しやすくなったり、まとまりのない文章になったりします。

読者に絶対に伝えたいことはこれ!と決めてから、執筆を始めてください。軸がしっかりしていれば、話が広がっても筋の通った文章が書けます。

2.伝えたいことは1つに絞る

書いているうちに、「あれも伝えておいた方がいいかな」「これも言わなきゃ!」と内容が盛りだくさんに。読者のためを思えばこそ、情報をたくさん伝えたくなるものです。

しかし、ぎゅうぎゅうに情報を詰め込んだ文章は、本当に読者に伝わっているでしょうか。

情報を詰め込みすぎると、大事なことが伝わりにくい文章になりがちです。「1コンテンツ、1メッセージ」を合言葉に、伝えたいことは1つに絞りましょう。

3.伝えたいことにぴったりな情報を集めておく

伝わる文章を書くためには、事前準備がとても大事です。書きながらどの情報を伝えるのか探していると、軸がブレがち。書く前に情報を集めておき、使うものを整理しておきます。

伝える情報が決まった状態で文章を書き始めれば、話が大きく脱線するのを防げます。書くことが決まっているのでスラスラ書けて、執筆時間の短縮にも!

「ものかきは素材集めが9割」と言われるほど、大事な工程です。

4.話のはじめとおわりを決める

全体を通してだらだらと続く文章ほどわかりにくいものはありません。はじめとおわりが整うだけで、同じ内容でも見違えるように伝わりやすくなります。

しかも、文章のはじめとおわりに何を伝えるのかを悩む必要は一切なし!型にはめるだけで、誰でもはじめとおわりが整った文章を作れます。まずは、どんな場面でも使いやすい「PREP型」と「SDS型」からトライしてみましょう。

5.何度も見直す

「ようやく書けたっ!終わったぞー!」と思っても、ここで本当に終わりにしてはいけません。書いた文章は何度も読み返して、手直しをしながら完成させます。言いたいことがズレていないか、読者に伝わりにくい部分はないか、意識しながら見直してください。

見直すときのコツは、見方や読み方を変えること。横書きで書いていたものを縦にしてみたり、印刷してみたり、声に出して音読してみたりすると、新たな気づきが出てきます。

また、時間を置いてから見直すのも効果的。冷静な頭で客観的に見直せます。

6.他の人に意見を聞く

何度も見直してみたけれど、ちゃんと伝わる文章になっているか自信が持てない。そんなときは、誰か他の人に文章を見せて意見を聞いてみましょう。

意外な部分が伝わっていないことがわかったり、新たなヒントをもらえたりします。想定読者と似たような属性の人に意見や感想を聞くと、完成度がぐんっと高まります。

ただし、クライアントワークで書く文章など、秘匿性がある場合は注意が必要です。


7.ズレた部分は別記事にする

書いた文章を見直して、伝えたいことからズレてしまっている部分がみつかったら、ラッキーです。消してしまわずに、その部分を次の文章のネタにしてしまいましょう。

どんなにしっかり軸を決めて書いていても、勢いがついて話が広がっていくのはよくあることです。別の方向に思考が深まって出てきたアイデアは、お宝ネタかもしれません。

ズレた部分を切り取ってどこか他の場所へ保管しておき、有効活用してください。

ズレを恐れずに、伝わる文章を書こう

文章を書いているうちにズレてしまうのは、ある程度仕方のないこと。お伝えした7つのテクニックを使えば、ズレによって伝わりづらくなることが減るでしょう。

伝えたいことを1つに決め、はじめとおわりに何を言うかを考えてから書くだけでもずいぶん変わるはずです。見直しもしっかり行うと完璧。

ズレたときは、新しくアイデアが広がったと前向きに捉えてみてください。

ちょっとしたコツですが、知っているとさくさく文章を書けるようになる秘訣はたくさんあります。書くことを仕事にしたいとき、その秘訣がわかれば成長スピードが早くなります。

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ものかき大学の学長であり講師でもある、まよ先生のX(旧:Twitter)でもさまざまな秘訣をお伝えしています。フォローをお忘れなく!


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