誰のための牛乳?
食べ物について
私は、小学校4年生の時に一時期、肉・卵・貝類・小魚が食べられなくなった時があった。
きっかけとしては、家族で行った潮干狩り
帰りに祖母の家に寄って、取ってきたアサリをお裾分けするためにクーラーボックスをあけた。その時、アサリの貝が開いていて呼吸をしていた。
それがアサリの目に見えた。
その時「アサリは生きている。肉も卵も生きている。生き物を食べている私自身が気持ち悪い」と感じた。
そこから約半年、肉類など受け付けなくなった。
あまり記憶が定かではないが、恐らく乳製品は食べていたと思う。
魚も食べていたと思う。
しかし、シラスやシシャモなどの「目」がついている小魚やアサリ・シジミなどの貝類は食べられなかった。
シラスやアサリなどの、ある意味での「トラウマ」は長く続き、高校生になるまで好んでは食べなかった。むしろ避けていた。
だが、これらの問題は時間が解決してくれるもので、今では普通にお肉を食べられるようになった。
しかし、私は昨日決めた。
肉類・乳製品を取らないようにすることを。
100%ヴィーガンになることは難しい。現時点では。しかし、少しずつでも始めなければならないと思う。
今回決意したきっかけとしては友人が勧めてくれたInstagramのアカウントだ。
このアカウントにある「オスの子牛は『廃棄物』-隠された牛乳の真実」を見た。
私は基本的にグロテスクなものが苦手で、この動画も恐る恐る見た。
事実として、酪農業では、オスの子牛は生まれてから1日もたたず殺されてしまう。
牛乳を生産しないから。
動画の前半では、昨日・今日生まれたばかりの子牛が、インタビュアーの男性の手を舐めたり、懐いたりしている。とってもかわいい。
しかし、動画の後半では3頭の子牛たちは銃で殺されてしまう。
さっきまで元気よく、かわいく生きていたのに、動画の最後では動かなくなっているのだ。
その現実があまりに残酷で。
私は今までオスの子牛のことなんて考えたこともなかった。想像力が足りなかった。今日も何頭もの牛たちが犠牲になっているのだ。人間の自分勝手な理屈で。
オスは牛乳を出さないから。必要ないから。
人間であれば、子供は生まれてきただけで褒められるような存在なのに。生まれてたった数分で親から引き離されて、次の日には殺されてしまう。
この動画を見ていたら涙が出てきた。
この子牛たちも、まさか自分が殺されるなんて気付いていなかっただろう。
最低だ。このひどい現実に自分が加担していたということが悔しい。恥ずかしい。
また、別の動画では酪農業の真実というものを見た。
酪農業といえば、広大な土地で牛たちがストレスなく自由に草を食べて過ごしているというイメージがある。
しかし、実際にはそうではない。
牛乳はどうやってできるか。
妊娠して子供を産まないと乳は出るようにならない。牛乳は、子牛のためのもの。人間のために出すものではない。こんな当たり前なこと考えてなかったなんて。
狭い檻に入れられて、強制的に妊娠させられ、子供を産んでもすぐに子供と引き離される。牛は愛情深い動物だから子供と引き離されることに大きなストレスを感じる。
メスに生まれたとしたら、母牛と同じ運命を辿る。
狭い檻に入れられて、強制的に妊娠させられる。
オスに生まれたとしたら殆どの場合が先ほど述べたように殺される。必要ないから。
どっちにしても残酷な結末しか待っていない。
この動画を見る前までは、乳製品はなんとなく「大丈夫だろう」と思ってしまっていて、牛乳やバター、チーズを買っていた。
しかし、酪農業も酪農業でかなりひどい現実だった。
世界中の人がヴィーガンになれば85%の森林が元に戻るという。
食肉産業や酪農業がなくなれば環境問題や水不足も解決する。
環境的な側面や動物倫理的にもわたしは肉・乳製品を消費しないという選択をした。
現時点では、私はペカスタリアンでいこうと思っている。知識が浅いまま、肉・魚類を一気に断ったとしても、上手くいかないだろう。健康によくない。
だから、今は100%ヴィーガンになるのではなく、徐々に無理なくペカスタリアンからヴィーガンになって行こうと思う。
最後に、考えてみてください。
自分のペットは食べられないのに、それと同程度の知能を持った動物は食べるのか。
ペットをかわいがったその手で他の動物の肉を食らうのか。
これはグロテスクなシーンは一切ないのでよかったら見てみてください。
追伸
今日は豆腐のカツを作りました😊
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