18歳でルームメイトと起業。事業を一度クローズした2人の過去と今
Hokusai広報担当です。
Hokusaiは「価値の流動性を、人類史上最も高める」というミッションの元、価値の流通や流動性の負債を解消、新たな可能性を生み出し、その恩恵を個人・事業者が受けられるような社会の実現に向けてプロダクトを作っています。
現在、『Hokusai API』というNFTのインフラサービスを運営しています。
▼Hokusai API
高校在学中に学校にコンビニを作りました。
高校卒業した2週間後に会社を設立したという清原さんと原口さん。
起業された当時のお話や、起業経験者であるお二人がなぜ今Hokusaiで働くのかについて伺いました!
ーーまずはお二人の自己紹介を簡単にお願いします。
清原さん(以下、清原):現在、BizDevチームで事業開発をしています。
高校卒業後、2018年にaboon株式会社(以下aboon)を設立し3つのアプリのリリースをしていました。
原口さん(以下、原口):現在、開発チームでバックエンドエンジニアをしています。
高校卒業後、清原とともにaboonを立ち上げ、アプリ開発の責任者をしていました。
ーーお二人は高校の同級生で、卒業後すぐに起業をされたということなのですが、どんな学生生活を送っていたのでしょうか?
清原:僕たちの通っていた学校は日本初の全寮制インターナショナルスクールで、その2期生として入学しました。
学校が「アジアからリーダーを作ろう」というコンセプトで、イベントのゲストスピーカーも著名な起業家が来るようなところで。僕はそこで刺激を受け、自分も起業しようと思っていました。
原口:学校内でプロジェクトをやったりしていたので、同級生と一緒にビジネスコンテストに出たり、いろんなことが経験できたと思います。
学生時代の2人(左:原口さん、右:清原さん)
清原:僕は学校内でコンビニを作っていました。寮が軽井沢の田舎の方だったので、一番近くのコンビニまで徒歩50分。しかも、学校内の売店は通常よりも高い価格でものが売られていました。
これはチャンスだと思い、グループコマース(共同購入)で友達同士いっしょに買えば安くなるという仕組みで販売をしていました。
実際始めてみたら好評だったので、寮内でフランチャイズ化したりデリバリーも展開していて、原口はデリバリー要員で働いてもらってましたね(笑)。
原口:3年生の時のルームメイトだったので、清原がいない時間には僕がデリバリーしていました(笑)。
清原:僕の中ではこの経験が原体験になったと思っていて、仕入れから在庫管理、キャッシュフローをどうしていくかなど考えるきっかけになりました。
グループコマースにしたことで、寮内の人たちがいっしょに何かを購入し、そのままいっしょに食べる時間を共有するコミュニティ的な付加価値をつけられたこともいい経験になったと思っています。
他にも原口とは高校1年の時に、ビジネスコンテストに出て優勝したこともあったりいろんな経験ができたと思います。
▼お二人が通っていた軽井沢の全寮制・国際学校「UWC ISAK Japan」の紹介記事
ビジネスコンテストについてお話しされています。
ーーとても濃い学校生活ですね!では、起業された当時のお話を伺ってもよろしいでしょうか?清原さんから原口さんを誘われたんですよね?
原口:はい。僕は正直、大学受験の勉強をしていなかったので、清原から誘われてこれは乗るしかないと思いました。元々、人に誘われた時は乗ろうと決めているので、この時もやってみようの精神で始めました。
清原:原口はルームメイトだったので人間的な信頼はしていて、原口は数学が得意で好奇心旺盛だったので、これはきっとエンジニアができるのではないかと誘いました。
高校卒業が5月30日だったのですが、6月12日には開業していましたね。
会社設立日の2人(左:原口さん、右:清原さん)
▼aboon資金調達のプレスリリース記事
ーー2週間後に開業はすごいですね!!アプリをリリースしていた頃のよかったことや大変だったことはありますか?
原口:僕は清原が誘ってくれたことに感謝しています。何かを形にすることが苦手で途中で投げ出してしまうことが多かったのですが、aboonではプロダクトを形にすることができました。
それに、エンジニアという仕事が自分に合っていたことに気付けたので、清原が才能を見出してくれたと思っています。
大変だったことは、自分が開発の責任者だったのでわからないことを聞けないという環境が辛かったと思います。
清原:正直、気持ちとしては辛かったことの方が多く、まだまだこれからだと思っています。
一番辛かったのは、最後のサービスをクローズする判断をする時でした。
7人のメンバーを抱えていて、赤字が続いていたのに3ヶ月くらいクローズする判断が遅れていました。
自分の不甲斐なさや、これ以上メンバーの時間をつかってしまうことの申し訳なさや本当にいろんなことを考えていたなと……
これ以上は続けてもダメだと判断してクローズを伝えた時は本当に辛かったです。
もちろんよかったこともあって、一番長くやっていたカラオケアプリの時に、1日何時間もそのアプリを使って配信をしてくれる人がいたり、アプリのユーザー同士で付き合ったなんて話を聞いた時は嬉しかったですね。
学生時代のコンビニ運営をしていた時も同じことを思ったのですが、サービスを通して繋がりやコミュニティができる付加価値をつけられることが自分にとっては喜びなんだと思います。
▼清原さんと原口さんが史上最年少で参加していたピッチプログラムでのインタビュー記事
ーーお二人ともさまざまな経験をされたんですね。では、現在Hokusaiで働くことになった経緯について伺ってもよろしいでしょうか?
清原:最後にサービスをクローズしてから何もしていない毎日に飽きてきた時にHokusaiを見つけました。
きっかけは、昔ブロックチェーンの技術が面白いと思っていたことを思い出して、業界について調べていたら、代表の陽水さんがCOOをやっていた会社を知ってそこから、ちょうどNFTのインフラ「Hokusai API」が立ち上がったことを知りました。
インフラ作るって面白いしなかなか携われない機会だと思って、陽水さんのTwitterライブに凸って採用してもらいました(笑)。
ーーその行動力は素晴らしいですね!(笑)原口さんはいかがですか?
原口:今回も清原に誘ってもらったのがきっかけですね。
aboon時代から、僕はうちに引きこもってしまうことがよくあって、でも清原はどんな時でも引き戻してくれました。そのおかげで当時も仕事が続けられていたと思っています。
Hokusaiに入る前も、1年ほど何もしていない時期が続いていて、そろそろ働かなきゃと思っていた時に、自分を引き戻してくれる存在の清原に連絡をしていました。
その連絡した時、ちょうど清原がHokusaiに入った直後だったこともあり、誘ってもらったという感じです。
ブロックチェーンはなんとなく知っているくらいでしたが、面接までの間に勉強をしたら思っているよりすごいものなんじゃないかという印象を受けました。
清原:原口は、aboon時代から未経験のプログラミングを独学で勉強してアプリを作ったり、アプリのゲームに必要なアルゴリズムを作るなど、キャッチアップのスピードはとても信頼のおける存在だったので誘いましたね。今のHokusaiで活躍している姿を見てもらえば納得してもらえると思います。
ーー確かに、お二人とも大活躍されていますよね。では、そんなお二人にとってHokusaiで働く魅力はなんだと思いますか?
原口:魅力は2つあります。
1つは働く時間が完全フレックスなことです。僕は規則的な生活が苦手なので、いつでも働けるのは嬉しいです(笑)。
もう1つは裁量権が大きいことです。タスクの1つ1つがいい意味で大雑把なので、自分で考えながら作っていけるのは自分に合っていると思っています。
aboon時代と同じように裁量権を持ちつつ、今回はHokusaiの中にいる優秀なエンジニアのみなさんにいろんなことが聞けるので、とてもありがたい環境ですね。
清原:僕も2つ理由があります。
1つは日本国内のNFT関連のいろんな話がくる環境であることです。ネットワークも広がり、さまざまな経験ができていると感じています。
Hokusaiチーム内でもすべての情報が開示されているので、隈なくいろんな情報にアクセスできるので、学びになりますね。
もう1つは原口と同じですが、裁量権が大きいことです。どのくらいかというと、起業経験者の僕でもストレスがないくらいです。なかなかこんな環境はないと思います!
ーーありがとうございます!最後に何か一言ありますか?
清原:僕みたいに自分の会社を持っている人にも他の企業で働く選択肢があることを知ってほしいなと思います。
自分でプロダクトをやらないととプレッシャーを感じている人も多いと思うのですが、株主さえ説得できれば他の企業で働いて学ぶこともありだと思っていて。
僕もHokusaiで学んで、自分の会社でまたサービスを作るつもりです。
もし、ブロックチェーン業界で学びたいと思っている起業家の方がいたらぜひHokusaiで一緒に働きましょう!
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