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【実録】現場改善奮闘記 第4話

どうも三代目です。

本記事では現場の改善を行う生生しい活動を書いたものになります。

記事を書く中で前提条件をしてもらったほうが分かりやすいので、まずは前提条件を表記します。

【前提条件】
・100名程度の金属加工メーカーの一部門
・主に量産品の切削加工をおこなっている
・設備は非常に老朽化している
・現状は赤字と黒字のぎりぎりのラインの損益
こんな前提の中での記事です。


では本日の活動報告です。

担当課長の相談内容

今日は現在改善を実施している担当課長からの相談の内容を書いていきます。

私がしたアドバイスに関しては、私の意見になりますので 聞くも聞かないもあなた次第 でお願いします。

担当課長の相談はこんな感じです。

『品質も稼動率も利益もすべて重要なことなので、どれが優先と言われても順位はつけられないんです』

この相談に対して私は非常に分かるな~と思いながら、これではスピード感はでないだろうなと思いました。

だって、その課のトップが優先順位がつけられていなければ、その課にいる部下は絶対に優先順位をつけることはできません。

優先順位がないということは、捨てるものがないことを意味します。

中小企業は捨てるものがないほど資源は潤沢でしょうか?

絶対に違います。

資源の乏しい中小企業であるからこそ、優先順位と捨てるものが重要になります。

私はこう考えていますと伝えました。

『Aさんは、正解をさがしているように見えます。結論から言うと正解は是絶対にありません。ということは、早い段階で優先順位をつけて活動していき、判定しながら修正するべきだ。』

私はこの 正解を求めてしまう心こそ 問題だと感じました。

正解を求めてしまうのは、私たちがそういった教育を受けてきたからです。詳細はこの記事にて。

Aさんも同様に、これは正解なのだろうか?正解は何なんだろうか?方程式はないのか?と考えてしまっている。

そして、この正解というのが 社長と意向があっている とか 現場のみんなの多数決になっている とかになってしまうと大問題になる。

重要なのは、その本人が何を決断して、何が見えているのか、そして何をしようとしているのかです。

これが分かればメンバーも、全体の道筋が見えてきます。

今日は非常に私も勉強になる相談でした。

ありがとうございます。

ではまた、会いましょう!


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