音痴を直す方法

音高ミスを減らす方法

カラオケ大会やオンライン大会に出たときに「音高ミスが多いので気を付けてね」って書かれることが多いって人いませんか?
そして自分の録音を聞いて「ここが音外れちゃったなー」って分かっているのに直せない人!

今日はそんな人のために具体的に音高ミスが減る方法を書きたいと思います!

まず、音高が当たらない人を一般的に世間では「音痴」と言います。
音痴っていうのは分類すると「のど音痴」と「耳音痴」に分かれると私は考えています。
「耳音痴」というのは音が外れていることがそもそも分かっていない人。

つまり他の人が音を外して歌っていても気づかないし、自分の歌の録音を聞き直してもどこの音が間違っているか気づけない。

これは耳のトレーニングをしていって音感を鍛えないとダメな状態です。
(耳音痴については後日書こうと思います)

しかし、カラオケ大会に出ているような人の多くはそのタイプではなくむしろ「のど音痴」だと思うのです。自分では「あ!ここの音が違う!」って思いながらもちゃんと音を出せない。

これって悔しいですよね。そう、例えば口笛とか。口笛ってすごい人は音域も広くて正確な音をリズミカルに奏でることができるけれど、大体の人は簡単なメロディーを中音域だけで奏でることができるくらいなんじゃないかな?そして無理に高音や高速な音程移行をしようとすると変な音が出てしまう。もちろん本人は「あ!音外しちゃった」って分かるわけです。

カラオケにおいてもこの音高!って分かっていても出せない事があるとおもいます。こうした「のど音痴」はどうやって治ると思いますか?

「たくさん歌う!」という人もいるかもしれません。これは正しいようで少し違う。

通し練習をしていては音高ミスを直すことに関して遠回りになります。

カラオケでよく歌われている「残酷な天使のテーゼ」で説明しましょう。

部分練習をしてくださいと言われたら皆さんは上記の歌のどのくらいの「部分」を練習しますか?サビだけ?それともカラオケの字幕で出てくる1ページだけ?「残酷な」のように1単語だけ?

私の中で正解は「3文字」。

冒頭の「残酷な天使のように」において、あなたが外しやすい傾向にある音が「天使」の「て」だとしましょう。おそらく直前の「な」から音がぐっと上がるから当たりにくいのにえいや!っと高音を出してそれが少し届かない(フラット)あるいは高すぎた(シャープ)というミスにつながっているのではないでしょうか。あるいはしゃくりながら徐々に上げていって音を上げる人もいるかもしれません。(これは採点ゲームでは問題ないのでしょうけれどカラオケ大会では失点要素になりやすいです)

この
残酷「なてんし」のように と、ご自身が外しやすい音とその前後を合わせて3文字だけ(ンなどは母音がないので1文字としてカウントせず)を何度も何度も練習してみて下さい。カラオケボックスに行けない日はアカペラでもいいんです。皿を洗いながら、風呂に入りながら、どんな場所でもこの3音だけは常に口ずさむ。そうすることで、 な→天→使 と前後の音と音の距離感がつかめるようになり、きれいな音程で歌えるようになります。

外している箇所が多い場合はかなり気の遠くなりそうな作業です。地道に努力してワンコーラスを仕上げるのにどれだけの時間がかかるんだ!って思いますよね。

でもそれが遠回りに見えて実は着実に歌唱実力を上げる方法なんです。何度もそのように3文字トレーニングをしていくことで、だんだんと1か所辺りにおける「高確率で適正音高の歌唱ができる」ようになるまでの練習回数は減っていくので辛いのは最初のうちだけです。地道な練習を是非頑張ってみてください。

ドラえもんの名言に「世の中はなにかほしいと思ったら、そのためにそれなりの努力をしないといけない。」というセリフがあります。本当にその通りだなと。
今楽々と口笛を吹けている人はきっと何度も何度も部分練習をして今に至っていますし、
歌で音高ミスなく歌えている人は何度も何度も部分練習をしてきたのでしょう。
ダーツでもフィギュアスケートでもビリヤードでも、地道な練習をしてきた人だけが見える世界があります。地道な努力、私も苦手です笑


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みうマネージャー
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