#014 テープで楽しんだ ビーチ・ボーイズ
ビーチ・ボーイズの文字情報は、もちろん?村上春樹の「風の歌を聴け」だった。
で、実際に音として聞いたのが『California And Other Girl』というカセットにおいてだった。大学時代にアメリカに語学研修に行っているときに中古CD屋で買ったのだ(アメリカではカセットはまだ現役だった)。
実際、「カリフォルニア・ガールズ」はあまりピンとこなかったんだけれど、「ダーリン」「サーファー・ガール」「ガールズ・オン・ザ・ビーチ」などはとても気に入った。
空の移動中にも聞いていたけれど、「ウェンディ」のベースのイントロや、そこからフィルインするドラムの響きなどを聴くと、飛行機の窓から見た雲なんかを思い出す。
そのアメリカ滞在中にTVで、ビーチ・ボーイズのドキュメント「エンドレス・ハーモニー」がやっていた。すべて英語だったので、十分に理解したわけではないけれど、どうもこのバンドは、「サーフィン」とか陽気なだけではなさそうだぞと思った。
そして、日本に帰り、ビーチ・ボーイズのCDを探し始めた。そして、泥沼のビーチ・ボーイズ地獄に落ちてゆくことになる。
ビーチ・ボーイズのことを語りだすと、本当に泥沼なので、今日はこのあたりで筆をおく、ことん。
「カリフォルニア・ガールズ」が入っている、オリジナルアルバム『サマーディズ』(裏にカップリングされている)