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【脳内吐露】 #1 人に話しかけられない 編

脳内吐露とは?

私、檸が日々の生活の中で抱いている悩みや疑問に対して、頭の中に犇めいている思考をあるがままに吐き出し、書き綴ることによって、その蟠りを晴らすヒントや兆しを自分自身で得ていくことを目的とした、自分自身による自分自身のための切実な行いである。



さぁ始まりました、新企画【脳内吐露】!
記念すべき第1回は「人に話しかけられない 編」をお送りしたいと思います。


#1 人に話しかけられない 編


人に話しかけることができない。
これは生まれた頃からずーっと抱えてきた悩み。
小さい頃から人見知りが激しく、自分の考えや気持ちを主張することに怯えていた。大人になるにつれて、少しずつ何となくコツというか、意外と大丈夫なんだなって思えることも増えてきているけれど、やっぱり苦手意識は強い。
特に職場での会話。


そう、冷静になってみると、仕事以外の日常の中で、話しかけることができなくて悩む場面はそんなにない。あるとすれば、服屋さんの試着とか、喫茶店での注文とか?でも、そんぐらいは頑張ればできる。頑張らないとできないのだけど。。


ということで、今回は職場での会話に限って考えていきたいと思う。
まず、話しかけるのが難しい理由を思いつくままに書いてみる。



◎話しかけるのが難しい理由

  • 周りの人は忙しいと感じてしまい、話しかけるタイミングがわからない

  • シーンとしている中話しかけることで、自分の会話の内容が周りに訊かれてしまうことに抵抗がある

  • 「こんなこと聞いていいのだろうか…」「前、教えてもらわなかったか…」「『自分で考えろ』って跳ね返されないだろうか…」といった、話しかける行為自体に不安が起こる



ひとまず、こんなところだろうか。
いや、社会人4年目にもなって、いまだにこんなことを思っていることに、恥ずかしさを感じてしまう。。


これらの理由の1つ1つを考察する前に、自分にとって職場で話しかけにくい人、あるいは話しかけやすい人がどんな人かも考えてみたい。



◎話しかけにくい人

  • 上司、先輩の多く(※特定の誰々が、というわけではなく、立場的な話。)

  • 偉い人

  • 機嫌が悪そうな顔をしている人

  • 一度も話したことがない人


◎話しかけやすい人

  • 同期

  • 後輩(※話しかけやすいというわけではないが、比較的ましな方)

  • 普段雑談等で気軽にコミュニケーションをとってくれる人



こんなところか…。もしかしたら、他にもあるかもだけれど。
それでは、問題解決のために1つ1つのポイントについて考えを深めていきたい。


まず、【話しかけにくい人】で一番大きいポイントは、"立場が上"というところである。"機嫌が悪そうな顔をしてる人" や "一度も話したことがない人"については、職場に関わらず、話しかけにくいと感じる対象に入るので、今回はスルー。


"立場が上"の相手にかなり苦手意識を持ってしまうのは何故だろう?


まず、自分は上から偉そうに物事を言われるのが嫌いということだ。
いや、でも、そんなん当たり前だ。誰だってきっとそう。あんただけじゃない。


じゃあ、他には、、?
あ、怖さを感じてしまうこともそう。

>『ん? その怖さって何?』
うーん、なんというか…反射的に「怒られるんじゃないか」とか「嫌味っぽいこと言われるんじゃないか」とか、かな? 

>『え、でも別に何も悪いことしてないんでしょ?』
うん、まぁそうだけど…その自分がしたことが正しいと言える確証がないというか、不安になってしまうの、自信がないんだよね。

>『あぁ、まぁそれは分かるけど。でもさ、もし仮にだよ? 自分がしたことがいつだって100点満点だったらどうなる? そしたら別にさ、上司なんて存在、いらなくない? 逆に言えば、君が100点満点、まではいかなくても、そういう能力が身につくようにサポートするのが上司の仕事とも考えられるんじゃないの?』
うーん、まぁそうか。。

>『あとね、学校で習う勉強と違って、社会って不思議でさ、例えばだよ? 君が自分なりに考えてAという答えを出すわけじゃん? それを上司に確認したところ、上司は「いや、Bにしよう」って言ったりするわけだよ。じゃあもし、君が最初からBという答えを出してたとして、上司は「それでいこう」って本当に言うのかな? もしかしたらさ、「いや、Aにしよう」ってなるかもしれないわけだよ? だからもういっそのこと、何か言われて当たり前って思っとけばいいんだよ。上司ってそういうもんだからなって。もちろん、そういう人ばかりではないけど、要は上司だって上司っぽいことしたくなる時があるんだよ、きっと。そんなこともあるって思えたら、少しは気が楽になるんじゃない? 第一、上司だって間違えることもあるわけだし』
なるほど、、たしかに…。


…ということで、頭の中にいる私の肩に乗った小人が色々と助言してくれました。
立場が上の人への苦手意識を感じたときは、こうやって考えるのも大事なのか。



では、続いての問題へ。初めに書いた話しかけるのが難しい理由の一つ目、【話しかけるタイミングがわからない】について。


これは結構悩む人がいそうだけど...。そういう人はどうしてるんだろ?
でも、最近リワークで「職場の人に話しかける時は、『今お時間よろしいですか?』って断りを入れてから話しかけましょう」みたいなこと、習ったんだよね。いや、これもきっと社会人の基礎中の基礎なんだろうけどさ。
で、そのとき思ったわけ。
「なんかそれ言うのって恥ずかしくない?」って。


なんというか、いつの日かに何処かで書いたか喋ったような記憶があるのだけれど、決まりきっている(=相手が予測できる)行動や発言をするっていうのが自分の中ですごい恥ずかしく感じてしまうんだよね。あ、思い出した、確かラジオの初めてのゲスト回で、挨拶が苦手っていう話をしたときに、そんなようなこと言った気がする。これも別に職場に限ったことじゃないんだけど、例えば、久しく会っていなかった友人に数年ぶりに会う際、第一声で「久しぶり〜!」って言うのって、なんか恥ずかしいんだよね。あくまでも自分はって話で、別にそうしている人を否定的に見ているわけでは全くないのだけど。あとは、最近髪を切った友人に「髪切った?」って言うのも恥ずかしかったり…。これ、共感してくれる人いるのかな。。いたら他の部分の共感よりも増して嬉しいかも。


ちょっと脱線してしまったけど、そうそう、『今お時間よろしいですか?』も、だから結構恥ずかしさが大きい。大切なことだと頭で分かってはいるのだけど。
でも、それってさ、さっき自分で「それを言っている人を否定的な目で見ているわけでは全くない」って言ったけど、ってことは自分が「今お時間よろしいですか?」って言ったところで、周りの人はなーんとも思わないよ、全く。何か思うとしても、悪くは思わないでしょ。他人からしたらどうでもいいんだから。
だから、その身勝手な恥ずかしさは我慢しな。一人で勝手に恥ずかしがっとけこのヤロー。


で、もう一つ加えると、それを仮に言えたとしてもさ、『ごめん、ちょっと後にしてくれる?』って言われることにも、なんか怯えてしまうんだよね。。豆腐メンタル通り越して湯葉メンタルですやん、それ。
でも、これも昔からそうだったんだよね。小さい頃さ、友達と遊びたい時も断られるのが怖くて、自分から誘うことが全然できなかったの。それで1つ覚えているのが、自分から誘えない分、誘われたいアピールしまくっていた時があって、「あー、俺明日めっちゃ暇だわ」とか「別にやりたいこともないしなぁ」とか「最近全然遊んでないんだよねー」みたいなことを独り言のように友達の前で溢していたら、その友達が「あのさ、言っとくけど、俺は明日遊べないからね」みたいなことを言ってきて。それは小学生低学年ぐらいの出来事だったんだけど、今でも覚えているってことは、やっぱり割とトラウマ味があるのかもしれない。まぁ、友達を遊びに誘うことに対しては、だいぶ克服できたけど。


まーた脱線してしまった。。まぁこれは言うまでもなく、全く怯える必要ないことだから。別に人格を否定されているわけじゃないんだし。そう言われたら普通に「あ、すみません。ではまた改めてお声がけします」で、いいじゃん。
……って待った!!これ、気をつけないといけないのが、この言い方だと結局また自分から話しかけなくなっちゃうよ!そんなことできるのか!湯葉メンタルのお前に!!
だからさ、こういうときは「それでは、何時からならご都合よろしいですか?」とか「お手隙の際に、お声がけいただけますか?」とか、そういう言葉がけができると、きっと後が楽だよ。細かいことだけど、こういう点も意識するといいのかも。



では、続いて。話しかけるのが難しい理由の二つ目、【自分の会話の内容が周りに訊かれてしまうことに抵抗がある】について。
このブログ、長くなるねぇ。すでに3,589文字だって。


いや、なんかね、最初書き始めた時は一つ目の理由がかなり大きいなって思ってたの。今回のテーマの通り、話しかけることに苦手意識はあるけど、話すこと自体にはそんなに苦手意識があるわけじゃないんだよね。まぁ普通に苦手ではあるけど。だけど、書いているうちに、この二つ目の理由の方が深刻に思えてきた。


でも、これも思うんだけど、逆にみんな気にならないのかな?
例えばね、身近な場面で思うのが、エレベーター。ショッピングモールとか大きいところのエレベーターで、たくさん人が乗っている時に、一緒にいた友達が平然と自分に話しかけてくることがたまにあって。これに抵抗を感じる人と感じない人、めっちゃ極端に分かれそうな気がするんだよ。もちろん、自分は感じてしまうんだけど。いや、抵抗は言い過ぎだけど、『降りてから話せばいいじゃん!!』みたいな。会話の内容は別に関係ないの。「昼ごはん何食べる?」でも「今日の服おしゃれだね!」でも「エレベーターの中暑いね、、」でも「もうすぐ6階だね」でも、ぜーんぶ同じ。あと、関係ないけど、自分がそういう人間だからか、逆にそういう人がエレベーターにいたとき、めっちゃその人たちの会話聴いちゃう、みたいなね。(あ、今日はカレーうどんの気分なのか、この人は…)的なね。で、自分がそうやって聴いちゃうから、人にもそうやって聴かれてるんじゃないかって思うわけなんだよね。


で、まぁ、わかるよ。うん。これね、今エレベーターで話しかける側の人たちが思ってること、きっとこの一言に集約されるでしょ。自意識過剰!!!
もうね、ほんとその通りなの。なーんにも言い返せません。気にしすぎなんだよね。なんか、考えてみると、自分が抱えている悩みって、どんどん具体的に掘り下げていくと、全部根っこは自意識過剰になると思うんだよね。自意識過剰でなくなりさえすれば、良い悪いは別として、絶対今の人生と見えている景色が違うと思うし。


これ、どうすればいいんだろうね。自意識過剰な人って、どうやって直るんだろう?直すことが必ずしも正しいとは言えないけど、行動とか発言とか、結構縛られると思うんだよね。縛られるっていうか、自分で勝手に縛ってるだけなんだけど。


例えば、仕事で分からないことがあって上司に質問する時。その会話が周りの人に聞かれていると思うことの抵抗って、もっと噛み砕くと恐怖感に近い気がする。恐怖感っていうのは、上司自身含めてだけど、「え、そんなこともわからないの?」とか「うわ、緊張して声小さくなってんじゃん…笑」みたいなことを思われる恐怖。
で、その恐怖感が、三つ目の理由【話しかける行為自体に不安が起こる】に繋がるわけだ。おぉ、綺麗な流れ。


まぁこれも、割と悩む人いるんじゃないかな。怒られるの、怖いし。
で、今1個気付いたのが、「そんなこともわからないの?」とか「うわ、なんかあいつ緊張してる(笑)ウケる(笑)」(←こいつ、どんだけ性格悪いねん)みたいなのを怖がるのって、気の弱さというよりは、プライドの高さに起因してると思うんだよね。これも、自意識過剰と同じくらい、自分を拗らせているパーツな気がする。というか、自意識過剰の度合いとプライドの高さって割と相関がありそうだよね。


だって別にね、「そんなこともわからないの?」って思われたとして、「はい、わからないから聞いてます」でいいわけじゃん。「ちょっと物覚えが悪くて…笑」とか「頭が冴えない者で…」とかなんとでも言えると思うんだよね。まぁ幸いなことに、自分の周りにはそんなことを直接言ってくるような人はそもそもいないんだけど。…うん、そうだよ、さっき言ってたじゃん、自意識過剰なんだって。別に部下が上司に質問したところで、みんなそんな悪く思わないよ。みんなにとっては、どうでもいいんだって、そんなの。そもそも会話を聴いている人もそんなにいないのかもよ。自意識過剰は百歩譲って仕方ないとしても、それを被害妄想に繋げるのは、やっぱり健康的じゃないよ。しかもさ、もしかしたら、会話を聴いている人の中には、安心してくれる人もいるかもしれないしね。それは別に「あの子ちゃんと仕事してる、えらいねぇ。」とか「今の質問の内容、的確だなぁ。」とか、そういうのじゃなくて、「あ、今きっとあの人緊張してるな…。すごい気持ち分かるな。」的なね。特に入ったばかりの後輩なんかはさ。同じように緊張してる人、気の弱い人の助けになってるって思えたら、それでいいんじゃない?


だから、まずは自意識過剰→被害妄想の流れを断ち切ること。それを意識することが大切な気がする。被害妄想は何より自分自身を苦しめる行為だから。行き過ぎると周りの人も巻き込んでしまって、適切な関係性が保てなくなってしまったりすることもある。これは気をつけないといけない。


さて、ここまで長々と書いてきたけど、自分の中でなんとなくでも整理がついたような気がするし、そろそろまとめに入りますか。5,653文字!!泣



今回のまとめ

  • 立場が上の人と話しかける時は、「何か嫌なことを言われて当たり前」というマインドで構える。

  • 自分が恥ずかしいと感じることでも、そのほとんどが周りの人にとってはどうでもいいこと。

  • 自意識過剰になっても、被害妄想に繋げてはいけない。自意識過剰に気づいたら、なるべくその意識を断ち切ることも大事。



それでは、これにて 【脳内吐露】#1 人に話しかけられない 編 は終了です。
また次回、お会いしましょう。




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